紛れもなくそこにいたのに そっと微笑むさりげさなさ 色鮮やかに照らしてくれた しとしととせめてくる重圧も 照りつける輝きも スッと受け止め、時にはかわし ただ自分を全うしてただけさ そんな声が聞こえてくる 名前を教えてくれたその声は空からいつも響いてくる。 春雨に芽吹く馬酔木が心にも降り注ぐ