その白色でこぶりの花は連なって下向きに咲く その姿に頭をかすめた 「白珠は人に知らえず知らずともよし 知らずともわれし知れらば知らずともよし」 の句が。 頑張っても認められないことへの諦めと自分への慰め、ましてや侮られてはやりきれないそんな思い。 それでも健気に自分を生ききる。 ヒサカキの花にふと思う。