艶やかな葉が雨に濡れ、なまめかしい!
その葉は、雨粒をも軽々と滑り落としてしまう。
何事もなかったように・・・
存在感のある葉の、しなやかな強さに見とれる。
そんな葉に支えられ、すっと伸びた花は、伸び盛りの少女のようだ。
「つわぶき」は隠花植物。だけど
物淋しげな季節の庭を、パッと明るくしてくれるようで、大好きな花です。
今が盛りの「つわぶき」の花
この「つわぶき」の花には、あるエピソードがあります。
ずーーっと、昔、主人が入院してた時、寝ずの看病のお伴が「本」でした。
その時に出会ったのが、向田邦子さんの、「思い出トランプ」
その中に出てくる一話で、名作なのでご存じの向きも多いことでしょう。
主人公は品行方正な女性。お見合い結婚をする。相手は無骨な男なのだが、お花を習って花の名前を教えて欲しいと言われ、彼女は忠実にもずっとそれを守り続け、夫に花の名前を教えるのだが・・・といった話である。
月日は流れ、しだいに変わっていった夫は、やがて愛人をつくる。名前はつわ子。花の名前だった。
つわ子が主人公の女性に電話をしてくる。そのくだりで、「つわぶきのつわっていうんです。」と言う一節があった。
へぇ〜っと感心しつつ、「つわぶき」の花が見てみたいと思った、そして、ツワブキの名前を初めて知ったのでした。
こんなお天気の日に、見かけるとホントに心がほっこりしてきます。
ありがと〜ね!
と、おやおや
この花は、双子ちゃんのようです。わおー、幅広サイズの新種が咲いたのかと思っちゃった。
突然変異というのでしょうか?
新しい物見ーつけたで、何だか嬉しい、楽しい発見でした。
そんな刺激で脳みそ刺激してくれた「つわぶき」に感謝。