雨上がりの朝の散歩道。 白い塊が時折空から落ちてくる。 B作が足を止めて眺めている。 菩提樹の花が空から降ってくるのだ。 濡れたアスファルトに散らばってあまり美しくはないが あたりにシキミのような青臭い花の香りが漂っている。 15M以上はある大きな木だ。 デジカメでズームしても枝先の様子が上手く撮れないので 下の写真は「木々の移ろい」さんのサイトから拝借した。 花は、へら状になった苞(葉のように見える)からぶら下がったように付く。 秋にこの苞がモミジのプロペラのように落ちてくるはずだ。 お釈迦様が菩提樹の木の下で悟りを開いたとされるのはインドボダイジュ(クワ科)で、 それの代わりに中国で植えられたのがシナノキ科のこのボダイジュだそうだ。 大きな木は普段意外と視界に入らない。 香りを振りまいたり、花を落としたりして 存在をアピールしてるんだなー。 そうそう、そう言えば一昨日もタイサンボクの でっかい花、撮ったんだっけ。 香りも強烈だったなぁ・・・ (By K)