元麻布の現場近くのビオトープで風に揺らめく白いもの。
花かと思ったら半夏生(ハンゲショウ)の葉だった。
葉っぱが半分化粧するから「半化粧」という説もあるが、
雑節の一つ「半夏生」を意味する。
雑節の半夏生とは夏至から11日目からの5日間を指し
今年は7/2〜7/7がこれに当たる。
農家では半夏生までに田植えを終わらせないと豊作が望めないとし、
田植えをがんばった後のこの5日間は仕事を休む習わしがあったようだ。
現在でもそうなのか定かではないが、地方によっては半夏生には
毒の雨が降るから外へ出るな なんて言い伝えもあり、
この期間は井戸水を使わないとか。
私ら造園屋はPMが振ろうが放射能が降ろうが
仕事が詰まっていれば外で仕事せねばならない。
せめて晴れてくれればありがたい。(By K)