こんにちはシノベです。 先日手入れに行ったマンションの片隅にザクロの木があり、たくさんの実を付けていました。 十分に熟れて綺麗に割れており、幾つかの実は地面に落ちて、ルビー色の果実を輝かせていました。 とても懐かしい感覚に囚われ、思わず落ちている実を拾い上げ、泥のついていない実を一粒口に運んでみました。 「 わっ うまっ! 」 思わず口をついてしまいました。 想像していたよりもずっと甘くジューシーで、エグミも酸味もほとんどありませんでした。 子供の頃、木になっていたものを取って食べた時には酷くすっぱくて、渋さが口の中に残ったのですが、これはどうしたことでしょう。 先輩にもお裾分け、食べてもらったら、「よく熟れているから甘いね。」と。 そうか!熟れた旬の果実はこんなにも甘くジューシーになるんだ! 完熟した果実のおいしさは、驚くほど鮮明で力強いものになることを実感しました。 そして子供らにもと、食べ終わった弁当箱にザクロの実を半分持ち帰りました。 4才になる娘は小さな左手にザクロの実を一杯にし、右手でつまんでいつまでも食べ続けていました。 「わんぱくでもいい、たくましく育ってほしい・・・」 子供たちには食べられる果実や草花の区別や、スーパーには並ばない自然本来の味なんかをこれからも少しずつ教えていきたいと考えています。 柘榴:ザクロ ミソハギ科ザクロ属 果実は花托の発達したもので、球状を呈し、秋に熟すと赤く硬い外皮が不規則に裂け赤く透明な多汁性の果肉(仮種皮)の粒が無数に現われる。果肉一粒ずつの中心に種子が存在する。 by シノベ