今日は近所のマンションでケヤキの伐採などの作業。 大きくなりすぎて建物に掛かっている左半分だけを伐採した。 施工後がこちら。根元で二股になっている一方を切除。 残した方も建物に掛かっている大枝は切除するのだが、 ただ切れば良いというものではない。 切り口から腐れ(木材腐朽菌による)が入らぬよう細心の注意を払って切断角度を決める。 ノコで下書きするとこんな感じ。 このラインで切断するとカルスが形成されて傷口をうまく巻いてくれるし、腐朽菌の侵入を最小限に抑えることが出来る。 この切断法が弊社のホームページでも紹介しているところのCODIT論である。 参照:CODIT(コジット)論 ウチの会社(というか私)はこの切り方に非常〜〜にうるさい。 少しでもいい加減な切り方をする者は大声でどやすし、理解するまでは木を切らせない。 この切った枝の下の幹にやや白く湾曲したラインが見えるが ここも昔はおそらく枝が生えていた部分である。まだ細いうちに切断されたかあるいは上手に切断したのだろう。 きれいに皮が巻いていて素人にはここに枝が生えていたとは思えまい。 このように木が自力で腐朽菌から身を守れるような切り方をしてあげられなければ植木屋とは言えない。 いかん、また口うるさくなってる・・・。 私はと言えば、高所作業車のバケットに乗って作業しているので、下で作業している従業員がこんな風に見える。 さらにブームを最大に伸ばして見下ろせばこんな景色。 高いところが好きなわけでは無いが、気持ちは良い。 いやいや、遊んでいる訳では無い。これも立派な植栽現況調査。 少し時間が作れたのでQちゃんに他の場所でも鳥瞰画像を撮っておくよう依頼した。 バケットに乗っているのがQちゃん。(んな分かるわけ無いか) で、まるでジオラマみたいなQちゃんの画像がコレ。 以上。 高いところから失礼いたしました。 (By K)