昨日庭ブロへのサーバートラブルか何かでアクセスが出来なかったので1日遅れの記事になりますが、、、。 成人式の今日、会社は休みでしたが現場の下見があって小田原へ向かう途中、大磯で海岸にインディアンの家のような形の物(サイトというそうです。)が散在しているのを見かけ、気になったので用事を済ませた帰りに立ち寄ってみました。 近所の方と思しきご老人にコレは何ですかと尋ねると、丁寧に説明してくださいました。今日の夕方6時半から火付けが行われるそうですが、ここに至るまでに一連の「おつとめ」があるそうで、いわゆる「どんど焼き」には違いないらしいのですが、ただ団子を焼いて食べるというだけでは無くかなり奥の深い「火祭り」のようなので帰ってからさらに調べてみました。 大磯町で行われるこの行事は「左義長」と呼ばれ、400年以上前から伝わっている火祭りだということです。 まず12月8日に一番息子という行事があり 子供たちが賽銭を受け取りながら家々を巡り、風邪をひかないようにという意味で豆腐を食べる習慣があるそうです。またこの日には、「目一つ小僧」という厄神(妖怪?)が来て、村人の行いを帳面につけて回るのだそうです。戸締りや行儀の悪さなど家の落ち度を調べて回り、疫病神に報告して災難をもたらすそうですが、12月8日に道祖神にこの記帳を預けて、2月8日に受け取りに来る為、1月15日前後のどんど焼きで焼き払えば報告できなくなるということで、災難を逃れられるという意味も含まれているのだとか。えんま帳も一緒に燃やしてしまうという事なんですね、面白い。 「一番息子」のあとも説明は省略しますが「オカリコ(御仮籠)」「七所参り(ななとこまいり)」などを経て今日に至るそうです。 今日6時半に「サイト」を燃やすセエトバレエが始まり、クライマックスではソリに乗せた神様を海と陸とで綱引きを行う「ヤンナゴッコ」という行事もあるそうです。この一連の行事全てが大磯の左義長のお祭りなのだそうです。 長いこと「湘南」というひとくくりの中で過ごしていますが、地域にこういうお祭りがあったのを知りませんでした。今日は他にも用事があったので後ろ髪引かれる思いで帰りましたが来年は「火祭り」見てみたいな。(By K)