おはようございます^^
アツ〜イ夏の日々なんか全く存在しなかったかの如く
あっという間に涼しい長月となりました。
子供の頃なんか、9月って聞くだけで溜息しか出なかったけど、
おじさんとなった今は、そこはかとなく楽しく思えるのが不思議です。
秋 の 味 覚 よ 早 く 来 い !
そう言えば昨日、東京五輪のエンブレム盗作問題で、
組織委員会がエンブレムの使用中止会見をしていましたね。
この問題は、本当に酷い内容です。
国を挙げてのオリンピックなのに、その中心たる人物達が揃いも揃って
みんなで犯罪に手を染めていたんですから。
このエンブレムにしても、画像を見る限り盗作なのは明らかで、
普通にクリエイトしていたら、成り得ないものですからね!
どういう事かを僕の場合で説明します。
これでもデザイナーの端くれですから。
例えば、外構工事にしろ空間デザインにしろ、何かしらのデザインを造る際に、
既存の物を下地として参考にさせて貰うことはよくあります。
ですが、そこでプライドが出てくるんです。僕の場合はね。
人と同じものをそっくりそのまま作ったら只のコピーじゃないですか?
自分の足跡というか、カラーを前面に出すことが出来ないんですよ。
コピーを残したとしても、それはコピーであって、
自分の遺伝子は組み込まれていないんです。
あくまで他人が以前に作ったモノの模倣品。
だから、下地として参考にはさせてもらいますけど、
あくまで下地であって、そこに自分のカラーをドンドン出していきます。
必然的にそこから新たな発想が生まれてくるから、最終的には下地も無くなります。
参考資料の要素なんか見つけられないくらいに変わります。
(参考にさせて貰った方に対して尊敬と感謝の意味も込めて敢えて残す事もありますけどね)
つまり、これが僕の創ったオリジナルになる訳ですね。
そして、コピー(模倣品)を提案するのと、完全オリジナルを提案するのとでは、
その労力にかなりの差が出ます。
これは、完全オリジナルをクリエイトし続けている人であれば、
どんな業界の人でも理解が出来るはず!
全くのゼロから何かを産み出すには膨大な資料が必要となりますし、
造る側つまり、自分のカラーというモノがかなり重要な位置を占めてくるんです。
資料と言っても色々あって僕の場合は、脳内・紙媒体・デジタル といった感じです。
どれか1つの資料に頼るのではなく、全てのモノを集約・補完して考えています。
コピー&ペーストでどうこうできるものじゃない。
そして、前述した通りどこかに自分のカラー(遺伝子)を残したくなるから、
必然的に苦悩が生まれる。
何故ならば、そこには依頼主であるクライアントの意思も入ってきますからね。
それは絶対に無視できません。
その中に、自分の遺伝子をそっと残すんです。
例え前面に出すことが出来たとしても、目立たない様に残すんです。
これがとても難しい。
こんな風にデザインは造られていくから、実際には作業台に向かっている時間よりも、
頭を抱えながら必死に考えている時間の方が長いくらいなんですよ…
だから、自分のアトリエに一番必要になるのは、オシャレでもなければ
人目を引くものでもないの。
自分自身がリラックスして考える事が出来る空間なんです!!!
そこまで脳みそと身体を使って考えたモノを勝手に使われて、
尚且つ 【 オリジナルだ! 】 なんて言われたら、誰だってキレますよ!
僕なんかも、他業者にそっくりそのまま図面を使われた事が多々ありました。
当然ですが、その場合はクライアントであるお客様もグルです。
予算が足りないからとか、心配だからとか、何を言い訳しても、
こういった盗作行為に加担したら、その瞬間お客様じゃなくて加害者になるのにね。。。
最近では、そういった盗作も減ってきましたが、それでもゼロではありません。
往々にして繰り返されています。
なので、業界も盗作禁止のロゴを作ったりして注意喚起をしているのに、
その中心に居るような人物達が、思いっ切り盗作をしていたんですから!
おまけに、そこには色々な利権と税金が絡んでいて、
会見を見ても誰一人として反省をしていない。
むしろ、国民に非があるような言い回しをしている。
そして、クソッタレなコピペ喪章エンブレムを作った
張本人の短髪ダルマ(名前すら書くのが嫌だ。汚らわしい。)に至っては、
自身のホームページに感想文を載せて終了。
あれはね、謝罪でも反省でも釈明でもないよ。
小学生並みの感想文って言うんだよ、短髪ダルマくん。
この疑獄は根っこが深いから、全てが公に裁かれる事はきっと無いでしょうけど、
それでもね、もっともっと大騒ぎして、著作権って言うものを日本国民全員が理解できて
末端たる僕らの権利が守られる様になってくれればと思っています。
それにしても、本当に酷い。
余談ですが、前述した自身のカラーとクリエイトする際の苦悩を経験している人なら、
あの短髪ダルマのアトリエ(笑)を見れば、あそこがクリエイトする場所ではないのを
簡単に見抜ける筈です。
だってさ、デザイン会社って言われないで見たら、どう見ても只の事務所でしょ?
カタログも絵具も文房具も何もかも無いんだよ?
普通なら、色んなモノが転がっていて、スタッフが多いならスタッフの数に合わせて
個性的なモノが転がってる筈なのに、な〜んにもない只の真っ白い空間なんだもの。
おそらく、自分自身じゃ何も作れない人達なんだよね。
何にも作れないから、カラーも無い。だから真っ白。
彼の“作った”とされている作品を見てもそう。
統一性がまるで感じられない。
短髪ダルマの色が全く出ていない。アレだけの数の作品(笑)を出しているのに、
全てコンセプトが違うの!統一性が全くないの!
彼が多重人格者で無い限りありえないよ、それって!
デザインってのは、創り手の趣味趣向に結構偏るから、
あそこまで趣向をバラッバラにすることなんか出来ないもの。
そうでしょ?
皆さんだって、ご自身の身の回りやお部屋を見渡してみて下さいな。
自分の趣向を中心にモノを置いたり、色付けをしたりしている筈だから。
人間、そうそう簡単に自身の趣向に逆らったモノを集めたり作ったりすることなんか
出来ないものだと、僕は思うんですけどねぇ〜。
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