もってけ☆エクステリア(≧▽≦)ヾ
プロローグ 伊勢原市A様邸
ニックネーム: Haven
投稿日時: 2010/08/23 11:01

気温が上がり始めた6月の終わり頃。

伊勢原市のA様より、造成工事のお見積り依頼を頂き、
ご提出させて頂いた結果、7月中旬にご契約となりましたペコペコ

当初の予定では、今月初旬、つまり8月の頭から
着工だったのですが、『色々』あって今日着工となりました。

んで、その『色々』なんですが、何があったのかと言うと・・・

[画像]遺跡が出たの(>_<)!!
現場は埋蔵文化財包蔵地域、
なので、事前の調査があります。
その調査の中で現れましたメガネ
ここからは、
プチ考古学オタ
Havenさんが解説します(-_-)ドモ

出土したのは、平安時代の住居跡。
つまり、1000年前の家ですおうち
ちなみに、写真の部分は
キッチンです(^^)

何で、そんな事が分かるのかと言うと、写真左側の竪穴部分に、
煤けて焦げた土が出てきました。炭化した土って事です。
つまり、ここで煮炊きをしていた証拠です(^_-)-☆

実は、一番最初に出土したのは、縄文土器でした。
アレ(-_-;)?って思いません?

そうなんですメガネ
何で、平安時代よりずっと前の縄文土器が先に出てくるんだ!
って事なんですよ(ーー゛)ナゼ?

それは・・・
[画像]壁の色が違うの分かりますか?
穴の一番下の部分が黄土色で
その上が濃い茶色ですメガネ
黄土色の部分が平安時代の土。
濃い部分が縄文の土です。

つまり、ここのお家はわざわざ
縦穴を掘って柱を立ててから、
建築しているの(>_<)!
なので、出土の順番が逆に
なっているんですねビックリマーク


結構立派なお宅だったことも、この造りから伺えます(^^)

んじゃ、そもそも何で平安時代の遺跡って分かるんだ(ーー゛)?
という謎ですが、これはその時代のアイテムが物語っています。

[画像]土器です(*^_^*)
これは、相模式土器と言って
この時代に作られていたものです。
特徴は、お椀の底面直径が
約6〜7cmで、口をつける部分が
滑らかに面が取れています。

発掘隊の許可を得て、土器を直接
触らせて頂きました(^^)
すごくツルツルで滑らかなんです!
ほぼ完全な状態で出土したので、
形も綺麗です!

とても1000年前に造られたものとは思えないし、
1000年前に、これを使っていたの人と触感を共有していると思うと、
感動と興奮のオンパレード(≧▽≦)//

[画像]土器はここにありました。
スコップの脇にあります。
この住居跡ではもう一つ
面白いものが出てきました!
それは、鍛冶場跡ですメガネ
写真の手前側(写ってません)が、
そうでした。
つまり、不確定ではありますが、
専門職の方が住んでいたお宅
だったみたい(^^)vv
これはかなりレアなんです。


そんなこんなで、丸々3週間以上の調査が終わって、
工事開始となりましたビックリマーク

実は、発掘隊の方と話をさせていただいている中で、
倭建命(ヤマトタケルノミコト)と相武国造(サガムノクニノミヤツコ)
に纏わる話で大盛り上がりしました(^^)

僕としては、とってもわくわくする話なんですが、
これ以上、ふしぎ発見の話サングラスをしても仕方ないので、この辺でお仕舞いにしますm(__)m
(ただ、本当にスーパーひとしくん的なお話なんですよ(^^))


しかしあれですよ!ふしぎってやつぁ、
案外身近に転がっているものなんです^^

時間のあるときに、ちょっとだけ目を向けてみても良いかも知れませんよ(*^_^*)



さて、現場の様子は次の回からUPします!


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