気温が上がり始めた6月の終わり頃。 伊勢原市のA様より、造成工事のお見積り依頼を頂き、 ご提出させて頂いた結果、7月中旬にご契約となりました 当初の予定では、今月初旬、つまり8月の頭から 着工だったのですが、『色々』あって今日着工となりました。 んで、その『色々』なんですが、何があったのかと言うと・・・ [画像]遺跡が出たの(>_<)!! 現場は埋蔵文化財包蔵地域、 なので、事前の調査があります。 その調査の中で現れました ここからは、 プチ考古学オタの Havenさんが解説します(-_-)ドモ 出土したのは、平安時代の住居跡。 つまり、1000年前の家です ちなみに、写真の部分は キッチンです(^^) 何で、そんな事が分かるのかと言うと、写真左側の竪穴部分に、 煤けて焦げた土が出てきました。炭化した土って事です。 つまり、ここで煮炊きをしていた証拠です(^_-)-☆ 実は、一番最初に出土したのは、縄文土器でした。 アレ(-_-;)?って思いません? そうなんです 何で、平安時代よりずっと前の縄文土器が先に出てくるんだ! って事なんですよ(ーー゛)ナゼ? それは・・・ [画像]壁の色が違うの分かりますか? 穴の一番下の部分が黄土色で その上が濃い茶色です 黄土色の部分が平安時代の土。 濃い部分が縄文の土です。 つまり、ここのお家はわざわざ 縦穴を掘って柱を立ててから、 建築しているの(>_<)! なので、出土の順番が逆に なっているんですね 結構立派なお宅だったことも、この造りから伺えます(^^) んじゃ、そもそも何で平安時代の遺跡って分かるんだ(ーー゛)? という謎ですが、これはその時代のアイテムが物語っています。 [画像]土器です(*^_^*) これは、相模式土器と言って この時代に作られていたものです。 特徴は、お椀の底面直径が 約6〜7cmで、口をつける部分が 滑らかに面が取れています。 発掘隊の許可を得て、土器を直接 触らせて頂きました(^^) すごくツルツルで滑らかなんです! ほぼ完全な状態で出土したので、 形も綺麗です! とても1000年前に造られたものとは思えないし、 1000年前に、これを使っていたの人と触感を共有していると思うと、 感動と興奮のオンパレード(≧▽≦)// [画像]土器はここにありました。 スコップの脇にあります。 この住居跡ではもう一つ 面白いものが出てきました! それは、鍛冶場跡です 写真の手前側(写ってません)が、 そうでした。 つまり、不確定ではありますが、 専門職の方が住んでいたお宅 だったみたい(^^)vv これはかなりレアなんです。 そんなこんなで、丸々3週間以上の調査が終わって、 工事開始となりました 実は、発掘隊の方と話をさせていただいている中で、 倭建命(ヤマトタケルノミコト)と相武国造(サガムノクニノミヤツコ) に纏わる話で大盛り上がりしました(^^) 僕としては、とってもわくわくする話なんですが、 これ以上、ふしぎ発見の話をしても仕方ないので、この辺でお仕舞いにしますm(__)m (ただ、本当にスーパーひとしくん的なお話なんですよ(^^)) しかしあれですよ!ふしぎってやつぁ、 案外身近に転がっているものなんです^^ 時間のあるときに、ちょっとだけ目を向けてみても良いかも知れませんよ(*^_^*) さて、現場の様子は次の回からUPします! -------------------------ここから下はPRです---------------------------- [画像]Havenは図面・デザイン・イラストの 知的財産を守るキャンペーン NEW moral standard に参加しております。 Haven 〜ヘイブン〜 〒259-1131 神奈川県伊勢原市伊勢原3-32-5-106 п@080-3419-5931 fax 0463-72-8256 E−mail haven_komoriya@train.ocn.ne.jp 代表 小森谷雅人