12月4日(曇り) 東京に行きってきました。 リニューアルした東京駅、昔の姿を復元したところが良かった 東京駅から有楽町へ至る道、昔はそれほどとも思わなかったけれど、今の目線で見るとなにやら懐かしいと同時に、両側の建物が重厚でそれぞれに個性があり、整然として清潔で、ふむふむ、美しい街だナーと嬉しくなりました。 有楽町の出光美術館で抱一を中心とする江戸時代の琳派展を見ました。 光琳や乾山が発展させた様式美の踏襲の持つ芸術性は今の私には分かりにくいところではありますが、流麗な筆遣いで描かれた植物の描写が美しく、小さな自然に見る広がりの感覚がとても良かったです。 美術館から見た東京は秋の景色でした。 12月5日 晴れ 上野でメトロポリタン美術館展を見ました。 膨大なコレクションの中から植物や動物など自然をモチーフにした作品が沢山送られてきて、楽しいひとときを過ごしました。 ゴッホの糸杉は力強く荒々しい筆遣いが強く印象に残る作品です。 ゴッホは晩年に糸杉をよく描いていました。墓地に至る道にはしばしば糸杉が植えられています。そこに特別の思いがあったのかしら、と想像してしまいます。 他にもポンポンの北極熊、大聖堂を描いたコンスタブルの風景画、エジプトの存在感あるカバの像、ホッパーの灯台の絵、様々な花と動物を画面いっぱいに描いたタペストリー、ゴーギャンのタヒチの女性像、チューリップと薔薇を描いたオランダの油絵、などなど印象的な作品が沢山ありました。 こうして2日間自然を描いた作品を見ると日本と西洋の自然に対する考え方の違いが」はっきりと見て取れ、そして、日本美術の何が西洋文化に影響を与えたのかもよく分かります。 メトロポリタン美術館展 展覧会の帰り道、東京スカイツリーを初めて見ました。 学校の体育館の上にそびえていました。