こちらは、2001年今から10年前に、埼玉県の旧花園町で行われていた 花園フラワーショウに初出展した時の作品です。 もう10年も経つのかと自分でも、時の経つ速さにびっくりしています。 作品のコンセプトは身障者でも楽しめる庭とは? を考えて表現してみました。 というのも、私の母親は生まれつき膝の具合がよくありません。 私たち、兄弟3人を産んでくれて子育てが終わった頃から少々歩くのが 困難になってしまいました。 そうなってくると、あまり外出もしたくならなくなりました。 当時、介護用品で庭を楽しむ為の器具が無かったこと。 また、あったとしても、あからさまに「ここに身障者の方がいますよ」と言わんばかり の作りでとても使う気にはならなかったです。 それならということで、作品を出展した訳です。 車イスに座ったままで、鉢等のメンテナンスが出来る作業台で反対側から見れば、 レンガオブジェの様な創りになっています。 これで、作業をしている時に外からの視線を多少遮ると共に、お隣さんや町の人々が レンガに惹きつけられて、コミュニケーションがとりやすくなればとの想いを込めました。 レンガの重厚感を和らげる為に、テーブルと明り取りの円形の小窓は当時お世話になって いた建設会社の社長さんから出展祝いで頂いた強化ガラスを使いました。 円形花壇の高さも車イスに乗ったまま、メンテナンスが出来る高さとして、写真ではわからないのですが 上げ底にして、内蓋のアタッチメントを作り取り外し可能にして、花壇、水鉢、バーベキュウコンロ等に 使える様に配慮しました。 内側もレンガを敷き詰め車イスでの移動をしやすくしています。 この作品では、初出展で銀賞を受賞しました。 埼玉でお庭創りでお悩みであれば、一番最後で結構です。 なんでもご相談下さい。ホームページはこちらです。