友人がこの春に庭付きのマンションにお引っ越しをしました。
長い付き合いの友達で、子供達もお世話になったので、Ruiはお祝いを差し上げることにしました。
要らないものを差し上げも仕方がないので、長い付き合いをいいことに何が欲しいか聞いてみました。すると意外な返事が。
「今までは庭のない暮らしだったけど、せっかく庭付きのマンションに引っ越したのだから、いずれ庭にカーブした路を作って、左右は花壇にしてガーデニングを楽しみたい。やったことないけど花の世話って大変なの?相談に乗ってくれる?」とのこと。
物じゃないわけね。ホントできた友達じゃ
煩悩の嵐のRuiにはあり得ないこの謙虚さ
「んじゃあ、まずは寄せ植えでも作ってみない?材料費がお祝いね〜。」
というわけでやって来たのは泉ケ岳のふもとのお花屋さん。
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適当な写真がありません。
これはお店じゃなくてお店の横の田んぼ(笑)
そういうのどかなところです。
かえるがたくさんいて、ウチの娘はここが大好き。
ここには植え込みのアドバイスをしてくださる強い味方のKさんがいらっしゃいます。(kikiさんのブログにも登場。)
以前は、ハンギングは綺麗なお花で作るものというイメージだったのですが、Kさんの作品はそれとは全く異なるものでした。
花材は、メギ、セイヨウイワナンテン、ギボウシ、シモツケ、ユーフォルビア、山アジサイ…ほとんどが日本の庭にある植物です。
ハンギングの中に“ホッとする空間”がある感じです。おだやかなお人柄と類似しています。庭がなくても庭は作れるのですね。
友人の好みを説明してまず鉢選び。
軽いプラ鉢の中からどれを選ぶか迷っていると・・・「もし、良ければ四角い鉢にしてみない?」とアドバイスしてくださいました。
どうしてだかわかりますか?
引っ越し祝いは「門出だから」角のある鉢がいいとのこと。なるほど〜です。
そして鉢をひし形に使って友達が作った、いえ、ほぼ創ってもらった作品がこちらです。
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相変わらず写真が…お許しを〜(-_-;)
代わりに解説させていただきますっ。
大きな実の付くジューンベリー、柏葉アジサイ、ラベンダー、フランネルフラワー、セージ、その他、色合いも友人好みに仕上がりました。鉢もプラに見えませんよね。
秋に柏葉アジサイとジューンベリーが紅葉したら、周りの花を秋らしい物に交換しても楽しいですよね。
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マンションのベランダから見た寄せ植え
友達はもともとおしゃれな人なので、このスペースがどんな庭になるか楽しみです。
目隠しもかねて株立ちの樹があっても素敵かも
Kさんは昨年の国際薔薇とガーデニングショウのハンギング部門で大賞を受賞。今年も特別賞を受賞されています。
驚いたことに花材は去年ショウで使ったものを秋に解体して冬に養生し、今年新芽が吹いてからそれらで又作り直されたとのこと。確かな技術と植物への思いが感じられます。
受賞した作品はオープンガーデン宮城のホームページ
ガーデンNOW!の5月13日に掲載されています。
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