小学校の頃だろうか、裏山の崖を滑り降りて遊んだ時、 雑木林の削られた山肌にロープを垂らして登った時、 木の年輪ならぬ地層というものを目にした なぜこんな模様があるのか気にも留めなかったが、 この頃の思い出が呼び起こされるせいもあるのか なぜか妙に懐かしさや安心感を覚える もしかすると大地というものは母親の胎内そのもの なのかも知れない 下の写真は版築(はんちく)と呼ばれる技法で 自然の土を使って地層を作り出したもの この技法を使うと木を植えたときに土留めの役割を してくれる レンガや柵を作らずとも雨などでの土砂の流出を 防いでくれる しかも自然の風合いを残したまま もともとお庭にある土を使って地層を表現します 夕飯のことも忘れて遊んでいたころ 窓からのぞくあの日の記憶 もう一度思い出してみませんか