視線をひきつけるものをアイストップといいますが、 効果的に使うと空間に奥行や広がりが感じられます。 こちらは以前出かけた山形の土門拳記念館というところの展示室から見える庭園ですが、 石と笹と傾斜(写真ではわかりにくいですが)で構成されたところに、 二つの景石が印象的なシンプルなつくりです。 例えばこの二つの景石がなかったらどうでしょう?? ↓(勝手に作品に手を加えて申し訳ないのですが・・・) いかがですか?? なんとなく、どこを見ていいのはわからなくなりますよね。 二つの景石が目に入ってくることによって、右上の空へ向かって自然に視線が抜けていったり、 手前を手前に、奥は奥に感じたりします。作品が引き立ちますよね。 こういったことを少し生活の中に取り入れてみると、また違った楽しみ方があるかもしれません! ↑こちらは、通路の舗装を工夫し、奥にアイストップになる素敵な物置(ティーズガーデンのカンナ)を置いて、雰囲気づくりをしています。(作品集はこちら) さらに手を加えるとこんな感じです。 左イメージのように少し大きめの鉢に印象的な植物を植えてそれを置いてみるのもいいです。 また右イメージのようにベンチを置いて周りを少し植栽したり、かわいい室外機カバーを置いてみたりしてもいいですね! アイストップを効果的に使ってご提案しています。 大森 ★庭匠館ホームページこちら ★あいざわブログこちら