こんにちは野澤です
昨日、造園屋さんの佐藤さんからサトイモを頂きました
袋いーっぱいに頂いたサトイモは、店長が山分けしてくれました
ありがとうございます佐藤さん
最近、サトイモの葉っぱのでかさがとても気になっていたので、ネットとかで調べたりしていて。。。
そして昨日は、佐藤さんにサトイモを頂いて。。。
今、私の中でサトイモがとってもタイムリーなので、今日はサトイモについて書きたいと思います
みなさんはサトイモの葉っぱがなんであんなにでかいのかご存知ですか??
でかっ!
答えは、サトイモはジャングルの広がる熱帯アジア出身だからです
一般の植物はたくさんの葉を出して光を集めます
一枚の葉が大きいとその下は陰になってしまいますし、光はひとつの方向から来るとは限りませんから、あらゆる方向から来る光に対処できるようにたくさん葉をつけます
ところが、ジャングルのようにたくさんの木々が生い茂っていると、横からは光は差しません
上から来る光のみです
そのため上から木々の間を漏れてくる光を受け止めるために、一枚の葉を大きくしたほうが効率よく光を集めることができるので、サトイモの葉はあんなにでかいんです
また、サトイモの葉がなんであんなに水をはじくと思いますか??
答えは、サトイモの葉っぱには、水を弾くはっ水性があるからなんです
しかもそのはっ水性は、高いはっ水性を誇る高級雨傘よりも強く、なかなか科学的にも作れない超はっ水性と呼ばれるレベルのものなのです
実は、サトイモの葉の表面は特別なワックスで覆われていて、さらに表面は細かくデコボコの状態になっているので、このように強力なはっ水性なのです
これは、原産地である熱帯地域でスコールや大雨が降ったときに、雨水の重さから身を守るためだと言われています
そしてそして話はがらりと変わりますが。。。
もうすぐお月見の季節です
お月見は旧暦の8月15日に月を鑑賞する行事のことで、
この日の月は「中秋の名月」、「十五夜」、「芋名月」とも呼ばれます
お月見の日には、おだんごやお餅(中国では月餅)、ススキ、サトイモなどをお供えして月を眺めます
ここでもサトイモ
今年の中秋の名月は10月3日だそうですよ
しかし、月見行事のルーツはよくわかっていないようです
最近の研究によると、中国各地では月見の日にサトイモを食べることから、もともとはサトイモの収穫祭であったという説が有力となっています
そしてその後、中国で宮廷行事としても行われるようになり、それが奈良〜平安時代頃に日本に伝わったとのことです
ちなみに日本では8月15日だけでなく9月13日にも月見をする風習があって、
こちらは「十三夜」、「後の月」、「栗名月」とも呼ばれています
十三夜には、月見団子の他に栗や枝豆をお供えします
各地には「十五夜をしたなら、必ず十三夜もしなければいけない」という言葉が伝えられており、片方だけの月見を嫌う風習があったようです
この十三夜の風習は中国にはなく、日本独自のものです
ちなみに今年の十三夜は10月30日です!ハロウィン
十五夜も十三夜も夜の空がきれいに晴れてくれるといいですね
サトイモの秋でした〜
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