古い建物を取り壊して敷地全体を畑にされたお客様の現場の境界とガレージ・物置工事をした
現場に行ってきました。
敷地の西側に土留めで基礎を作りましたが、西面だけでも30メートルはあり、南面はもっと長いので
かなり広い敷地です、今は別の場所で暮らしていて、古い建物があった場所はすべて畑になるようです
その広い敷地の一角が、遠くから見て綺麗に見えたので、近づいてみると
コルチカムが綺麗に咲いていました、まだ土を起こしたばかりの畑は、土色とわずかな緑色で
ピンク色のコルチカムが際立って見えていました
工事をはじめる前に、家を解体したときの鬼瓦が草むらにありました
お客様と相談して、この鬼瓦を残すようにと、基礎の上に乗せることになりました
基礎を作った上に動かないように固定した鬼瓦です、苔もついていて年代を感じさせてくれます
解体した時に残したものは、この鬼瓦とガレージの中に収納した梁です
このガレージは車を止めるものだと思っていましたが、どうやらそうでは無く
この梁を残す為に建てたようです、長い梁をガレージに収まる長さに切ってです
太い梁には、施主の名前と昭和八年と建てた時の年号が書かれていました
学生の頃、担任に捨てる文化という事をおさわりました なるほどとその当時は思ったものです
物があふれる現代
でも、時には古いものを大切にする心も必要なのではないかと思います
現場のおばあちゃんに教えられました。