さわやか信州の庭 toledo
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御盆・正月には家族が揃います。 揃うと温泉に出かけるのが恒例になっていて、今回は戸倉上山田温泉の笹屋ホテルにしました。 4部屋だけの奥山荘は広めで名前の通り笹屋のいちばん奥にある部屋です。私達夫婦に娘夫婦・息子の5人でも広く感じます。 食事の時に出された梅の甘煮、デザートの様に甘かったのですが、見た瞬間口の中に唾が・・・不思議ですね、見ただけで反応してしまいました。 今回のタイトルは「豊年虫」です。 これは、笹屋ホテルに豊年虫と呼ばれている登録有形文化財の建物が8部屋あり、本格的数寄屋造りで日本の建築様式を巧みに生かした情緒あふれる静寂な空間がそこにあります、その呼び名の由来の話です。 豊年虫の、ひと部屋ですが、この部屋にも天皇陛下が宿泊された事があります。 さて、由来ですが、志賀直哉が1週間ほど滞在して、短編の「豊年虫」を執筆したことにあります。 千曲川が流れる、このあたりでは、かげろうの事を豊年虫と言い、かげろうが雪が積ったかの様に道路一面を覆い尽くします。翌日には風に吹かれすべて消えてしまうのですが。 こんな光景が見られた年は豊作になると言われています。 陳健一の四川三昧食事会も笹屋で毎年行われているので、年に何度か出かける宿です。 冬の前には、私もジジになります。遠く離れて暮らしている娘の大きなお腹を見るのははじめてですが、まだジジなる実感が湧いてきません。 明日は5人でお蕎麦を食べに行きます。 |