12月中旬で、こんなに多くの雪を見たのは、あまり記憶にないほどの今回の雪です。
昨日東御の草如庵にいってきました。完全予約制で、お昼は二組だけ、夜は三組だけの食事処で、オープンしてから二年ぐらいなのでしょうか。 このお店を知ったのが今年の春の事で4月に予約を入れてみたら、いっぱいで5月に行くことになったお店です。 このお店を出す前に軽井沢の星野リゾートの料理長だった方が、奥様と二人でやっている草如庵です。行ったときの帰り際に次の月の予約を入れて帰り、昨日は今年最後の食事になりました。
ふるく大きな建物は、現代の様に暖がとれる気密性の高い建物ではないので、玄関を上がってすぐのところに、鉄器の湯沸しが炭火の上に置かれ、加湿器代わりに湯気を出していました。 便利になりすぎてしまった現代ではなかなか見られない光景です。
前菜から始まる料理の器が紅玉林檎でした。 少し焼き目があるように思いましたが、器の上に信州サーモン・しめじ・麩・焼き林檎が乗り、その上に添えてあるソースは林檎のソースです、菜花を添えて。 美味しいのはもちろんですが、見た目も良く楽しめるのもいいですね。器も食べてしまいたかったのですが我慢しました。 前回、行ったときの前菜の器は蕪でした。
何品か出てきた後の締めのご飯は、ムカゴご飯でした。 毎回、出てくるご飯が違うので今回も楽しみにいていたご飯。 奥様との会話で、ムカゴを知っていると言ったら山の人だと言われました。 ムカゴは何度も食べていましたが、ご飯にして食べるのは初めての事、ご飯だけでも食事が進みそうです。フキご飯・ミョウガご飯・きのこご飯・・・何が出てくるのかワクワクして待つ時間も楽しいです。 草如庵のご飯は毎回土鍋で炊いていて、土鍋も種類の違うものがあるので器を見るのも楽しみです。
さりげなく飾られている花などはほとんどが敷地内にあるもので、ケヤキの皮が落ちていたのを奥様が利用して飾っていました。 癒しの空間があり美味しい料理が出てきて、器にも関心を持ち、気持ちよく応対してくださる奥様。 こんな感じのお店の多くはお子様お断りとか、愛想の無い職人気質の料理人が居てと言う感じのところが多いですね。 草如庵は決してそうではありません。 いちばん最初に電話した時も赤ちゃんが一緒だと告げても快く迎えてくださいました。 食事が終わり帰るときには毎回、御主人が出てきて見送ってくださります。 会話も多くなり、いろんなことを学ぶこともできています。 お気に入りのお店です。
愛知に住む娘がこちらも凄い雪降りだと連絡をくれました。 さっそく我が家の雪の様子を送ったのがこの画像で、ウッドデッキの上に積もった雪です。
手で触れるとパリパリ音を立てて粉々になってしまいそうなスノーグースの花。 つるバラは枝先に蕾をまだ残していたのですが、この色、ピンクです。
スノーグースは本来ホワイトで、秋咲きには色が赤見を帯びる事がありますが、こんなにピンクでまったく違う花の様に見えるのは珍しいことです。