さわやか信州の庭 toledo
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“拾われぬ 栗の見事よ 大きさよ” 小林一茶の句です 小布施の町中を抜け東のお寺に向かう道添えにある岩崎さん お店の入り口は、植物で飾られていて、入り口のドアにはこの時期だけの貼り紙が おくりさんと書かれています これではなんだかわかりませんね これなら わかりますか おくりさん 季節限定の栗菓子です お店に買いにいってもほとんど買えないので 予約をしました それでも買えない時もありますが、今回は買うことができました おくりさん おくりさんの由来は “徳川幕府の文化文政時代、小布施の特産物である栗は おクリさん と呼ばれ 将軍家への献上がむまでは、たとえ自分の庭の栗ですら拾うことが許されぬ 御留栗(おとめぐり)でありました。 そうした故事にちなんで作りましたのが茶巾しぼり おくりさん でございます。 風雅な栗の味わいをそのままに、室町時代から当地の禅僧に伝えられた点心の 心を今に伝えております。 ささやかな手作りの菓子でございますが、栗の里の季節だよりとして 心よりおすすめいたします。” と 箱の中に添えられた紙にかれています。 栗菓子はいろいろありますが、岩崎さんの おくりさんが一番好きです この時期にだけ味わえる、ほんものの栗の味です。 |