☆彡 緑のトナカイC 【ブログ:絵本的な〜】 ☆彡 (待って〜) (僕の話しを聞いて〜) (待って〜) (サンタさん待って〜) (また何もできないのか) それでも 声なき声で トナカイは叫ぶ (ToT) サンタさん待って〜 その時だ 街は暗闇に、包まれた 【おや!?どうしたんだ!?】 サンタクロースは思った 街は大停電に陥った 信号も 街灯も 家の明かりも イルミネーションも 全て消えてしまった ただ一ヶ所を除いて ピカ〜 目も眩むような 眩い光がトナカイを包んだ 街中の光を集めて トナカイは輝いた。 【これはどういう事だろうか!?】 サンタクロースは 緑のトナカイの元にやってきて 声なき声に耳をかたむける 【なるほど、そういう事があったのか、フォフォフォ〜】 やがて、緑のトナカイも輝きを失っていく 【どれ、この家には特別なプレゼントをするか〜の〜(^O^)】 街中は暗闇に包まれたまま、 トナカイはちょっぴり焦げ臭い 【イルミネーションが消えてしまって、 こりゃ〜大忙しなクリスマスになりそうじゃ〜 どれ、お前達も手伝ってくれないかの〜】 緑のトナカイは大きく頷いた、 街中の光を失ったイルミネーション達もまた大きな声で頷いた。 声なき声で。 (は〜い) (よっしゃ〜) (まかせて〜) (よろこんで〜) 空にはまるで 街のイルミネーションが映ったような 星空が街を包んだ。 翌朝、 子供の枕元には 願い通りのプレゼントが そして、 お母さんの枕元は涙で濡れていた・・・ ・・・つづく 次回は明日 12月25日 クリスマス〜