アトリエ・天工人|山下保博|土の家とドリームハウス
山下保博さんの作った土の家はとても個性的です
ニックネーム: smartniwashi
投稿日時: 2013/10/20 23:49

ドリームハウスとは?



アトリエ・天工人を主催している建築家の山下保博さんがデザインした土の家は、その発想のユニークさで大きな話題になりました。テレビ東京の「完成!ドリームハウス」という番組の企画の一貫として手がけられた家なのですが、千葉市内に住む一般のご夫婦が、芸術作品のような家に住みたいと希望した結果実現した、まさにドリームハウスそのものといった感じの建築物です。

家が土でできる??



とにかく、家が土でできているのですから驚きです。家づくりは、土で家を作るために、2400個の土ブロックを作る作業からスタートしました。海外には土で家を作っている国が実際にありますから、土で家を作ること自体は十分ありえることなのですが、主に木材を用いて家を建てるのが常識になっているこの日本で、土の家を建築することは一種の冒険とも言えることでした。

日本は地震が多いので、土でできた家だと崩れてしまうのではないかとか、台風や大雨の時に溶けて崩れてしまうのではないかなどと心配する人も現実に多くいましたが、土をきちんと固めることができる薬剤を使用して強固な土ブロックを作成しますので、そのような心配は無用です。

ドリームハウスの土の家のメリット



逆に、土ブロックを積み木のように積み重ねて家を作ることによって、木材やコンクリートを使用した家では得ることのできないようなメリットが生まれます。まず、曲線的な壁を作ることが可能になりますので、様々なデザインに対応できます。もちろん、コンクリートを用いれば曲線的な壁を作ることはできますが、コンクリートを素材に用いると無機質で冷たい印象になってしまうことが多いです。でも、土ブロックを用いれば、とても暖かい雰囲気の家に仕上がります。人の心の中の郷愁を誘うと言いますか、幼い子供の日々に戻ったような感覚が味わえるのです。「土の家」と聞くと驚いてしまう人が多いですが、実際に見てみると、とても良い感じの家なのでおすすめできます。


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