こんにちは〜!浅野です。
昨日の新聞に載っていたのですが、東京都が2020年のオリンピックに向けて都内のマンホール何十万か所かを一新するようですね。絵柄はオリンピック関連なのかな。楽しみです。
(今日は写真なしの小説の話だけです〜真っ黒なので、興味のある方はお願いします。笑)
いま見てるアニメ「僕らはみんな河合荘」で読書家のヒロイン(声優は花澤香奈;黒猫)が出てくるので、少し読書のお話。
以前ブログにかいたか忘れてしまいましたが、昨年9月から読み始めた「三国志 北方謙三」(全13巻)を春先にやっと読み終わりました。ずいぶん昔から一度は読みたいと思っていた三国志。中国の紀元後180年〜250年ぐらいを中心としたお話です。ちょうど日本は倭の国。
読みたいと思ったきっかけは、高校〜大学時代に弟とプレイした三國無双。笑)ありきたりですが、このゲームのおかげで三国志の小説や漫画を読んだ方は多いはず!その後、映画のレッドクリフを見てその熱は高まるばかり。
小説は吉川英治、漫画はその漫画版とも言える横山光輝が有名ですが、ここで私はあえての北方謙三版。別に王道が嫌いなわけではありませんwただ、吉川英治の三国志は三国志演義ともいえる劉備や関羽、張飛のいた蜀を中心としたお話ですので、一番最初は公平な視点からの三国志を読んでみたかったというのが一つ。もう一つは、私にとっては久しぶりの長編小説なので楽しく読めるのがいいなぁということ。北方三国志は、三国志を題材とした同人とも言われちゃっていますが、そのぐらいのほうが楽しめてよさそうだし・・・。
ネットで吉川英治以外の予備知識を入れたうえで、最終的には我が弟に意見を聞いてみました。(ちなみに弟は全三巻の小説と横山光輝の漫画を読んでます。)
弟は、「桃園の誓いを読んで決めればいいんじゃない?」と。
な〜ると思い、さっそく読み比べました。残念ながら、北方謙三版には「桃園の誓い」のシーンは出てこないのですが、第一章を読み比べると、私には北方謙三版が肌に合うというか・・・ちなみに、「桃園の誓い」とは、劉備・関羽・張飛が義兄弟の契りを交わす三国志演義では有名なシーンです。三國無双にも出て来ましたw
小説と並行して実家で撮りためてもらっている中国版大河ドラマの三国志(全97話ぐらい)も、実家に帰った時にまとめて見るように。そしてゲームもはじめて、私のシーズンオフは一気に三国志一色になりました。笑
弟と久しぶりにする五丈原の戦いでの縛りプレイ(諸葛亮が万策尽きたか発言してから行動を起こす)も、久々のプレイであっけなく死亡。笑
ハードボイルドな小説を多数執筆している北方が書く歴史小説が三国志だったわけですが、実際にはいなかった架空のキャラも含め各々が本当にドラマチックに書かれています。三国平等(いや、ちょっと魏よりかもしれないけど)、三国とは別のキャラも深く掘り下げてられています。
一巻最後では大物初の死亡者・孫堅がえがかれるのですが、そこでぐっと引き寄せられました。関羽の孤独な死、張飛が毒を盛られても拒否しなかった妻が亡くなったあとの暗い心情、曹操の頭痛と闘い赤壁で敗れてからの心境の変化、最後まで生き残った馬超の達観した世界観。どれをとってもドラマチックロマンティック、読者を引き寄せるえがきかたで、何度泣いたか分かりません!
でも、のめりこみすぎていたせいか、劉備が亡くなった後なかなかページが進まず・・・。(かといって、外出の際にしか読まないので、もともとあまり進みはしていませんが。)3月はじめにやっと読み終わった次第でした。
北方謙三版の三国志を読み終わったら次は演義を読もうと思ってましたが、いま読んでいるのは「史記 北方謙三」。三国志より前の紀元前のお話です。史記も前から気になってたのですが、同じ作者から出ていると知りこれはもう読まないと!!となり、今二巻目です(全7巻みたい?)。次は水滸伝を読みたいと思っています。三国志は実家にある弟の横山光輝の漫画にしようかな〜笑
外出(旅行)の際によむ小説はずっと西村京太郎や東野圭吾や松本清張だったのですが、一冊で終わる小説というのは手が付けられやすくていいですよねぇ。なので長編小説というのは読み切れるか不安でした。でもまったく問題なし!機会が合ったらぜひ!!
三国志や史記をはじめこの時代にできた故事成語は多く(泣いて馬稷を切る、脾肉の嘆、三顧の礼、苦肉の策など)、また、難しい熟語や言葉遣いも出てくるため大変勉強になります。まぁ、知らない言葉は意味が分からないのがほとんどなので、携帯やパソコンで意味調べるのですけどね。笑
それでは、これから神宮に行ってきます♪