茶室の炉に使う「炉縁」の話をします。 今日は朝から社長に最上級の「呂色炉縁」を見せてもらいました [画像] 呂色(蝋色)とは漆器の塗りの技法の一つで蝋色漆で上塗りして乾かし、研磨して光沢を出すものです。 中でも最高級の呂色は研磨する時に鹿の角を粉状にしたもので磨くそうです。 売っているのにそこまでは知らなかった私です・・・反省 次に「黒柿炉縁」です。 [画像] 黒柿とは柿の木の中で稀に黒い縞模様や濃淡ができた物を黒柿(クロガキ)といい木材通の間で珍重されます。 中でも白黒が絶妙な模様となる孔雀杢が最高級とされ、極めて高価に取り引きされます。 割れやすいため乾燥が大変難しい材でもあり、老木にしか現れないとされ、1万本に1本とも言われます。 木の成分タンニンと土中の金属が影響して黒変すると言われています。 まだまだ勉強しなければならない事は山ほどあるなと感じた本日でした