茶室の床の間で使う「舟型の花器」の修理依頼を受けました。 これは表千家7代「如心斎」頃の作品らしく今から約300年も前のものだそうです(+o+) 修理内容は水漏れで見た目どこも割れや穴は空いていないですが300年も経ってると仕方がないというか・・・ なので中に竹製の落しを入れる修理をご提案しました。 しかし問題が口の場所に十字に竹が抜きとおしてある事でした。 内側の壁面に穴を空け竹を十字に通してあるのですがそれが信じられないくらい見事な仕事!!! 日本人の手仕事レベルの高さは300年前も素晴らしいなと感心しました(・o・) それを慎重にペンチではずし中に竹製の落しを取り付けました。 正直、手が震えましたが(~_~;) 最近ではこのようなご依頼も少しづつ増えてきています。 みなさんの家にもしかしたら眠っているかもしれません(@_@) 歴史ある日本の素晴らしい工芸品(美術品)を復活させるのも我々の使命だと感じた本日でした。