花と樹と風と土 ガーデン工房 結 -YUI- のガーデン通信
東松山のガーデン 植栽編
ニックネーム: 向井康治
投稿日時: 2009/10/17 09:07

さて、東松山のお宅もお庭のアウトラインが固まってきたところで、第2期の植栽作業です。

ガーデンの仕事をしていて、何が楽しいと言ったらもちろん全部楽しいのですが、特にこの植栽作業には捨てがたい魅力があります。
一瞬にして景色が変わり、お客様が喜んでくださり、こちらはこちらで様々な発見の連続です。

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発見のその1。

樹にはその樹がもっとも美しく見える、絶対的な表の顔がありますね。それを見つける喜び!
それは僅かに角度や傾きが変わっただけで、容易に崩れてしまいます。
とても繊細な表情です。
もちろん樹はこの先、際限なく成長をしていく訳ですから、その都度その表情は変わっていくことでしょう。
だから、精一杯その姿を想像して、それでいて今が一番美しくなるように位置を決め、角度を決め、傾きを決めます。
わたしにいま出来る、精一杯のことです。

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発見のその2。

単独で植える時のその表情が、列植したり、組み合わせて植える段になると途端に一変します。
全体のバランスの中で樹が生き始めます。
そのために傾きを変えたり、角度を変えてあげたりすることが必要になる場合が出て来ます。
わたしが分かる、のではなく、樹が教えてくれるというその感覚。
そんな発見です。

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発見のその3。

思わぬ季節の変化を知らされます。
トウネズミモチの実は、つい先日まで淡い薄緑色でした。
それがいつの間にか、紫に色づき始めています。
季節がさらに進めば、これが黒に近い深〜い藍色に変わります。
だから、この一瞬にしか出会えない色がここにあるのだと、とても嬉しく感じました。

お庭の仕事はこれから門柱の仕上げ、アプローチ、車庫と進んでいきます。
ここで植えた樹木がこの先どれだけ居心地よく感じてくれるか、それを見極めながらの作業となります。


あ、ところでマカダミアチョコのカラメリゼ!

見つけてきました。
何のことはない。箱ではなくて小袋のパックなら、どこにでも有ったのでした。

もちろん美味しく頂きながら、今朝図面を仕上げたCOZYでした。

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