Year of the Tree Festival 昨年の英国立キュー植物園は‘樹の祭典の年’ だったようです。 サブテーマは、Explore the Treetops 樹冠の探検… 実際に、とてつもなく高い空中の遊歩道が建造され、巨木たちのさらに頭上を散歩しながら樹の上の様子を観察できるようにしたり、 逆に地中に潜った地下施設の中で地中の様子を観察したり、tree Listening と称して樹の幹に繋がったヘッドホンを耳に当てて樹の音を聴いたり、ゲート前にはオークの倒木が展示してあったり、屋外で写真展を開催していたりと、さまざまな企画で一杯でした。 申し訳ありません。 前回で述べたような方針を固めてしまったわたしは、それらの写真をまったく残していませんでした。残念! でも、どれも余すことなく堪能しました。 では、英国人の大好きなウッドランドの様子です。 森を愛するが故に、自宅の庭にその森を再現しようとしたのが風景式庭園としてのイングリッシュ・ガーデンの起源なのでしょうね。 それは一大土木工事であったろうと思われます。 さて、ここから先はキューの各所で見つけた素敵な樹木たちを楽しんで頂きます。 コメントを差し挟みたくとも、広大な敷地を歩き回ることに忙しく、個々の樹木の名前とか調べるヒマがとうとう無かったので、ここは流します。 あ、ただひと言付け加えておきます。 こうしてみると、森は緑……ではありませんね。本当に様々な葉色の樹が、バランス良く配置されていると思いました。 枝垂れ──ペンデュラ・タイプの巨木ともたくさん出会いました。地面を撫でるように垂れ下がった枝の太さには驚きです。 これは日本でもおなじみになった西洋ブナのパープレアですね。 それにしても巨大です。 半端でない木陰に入って、ベンチでひと休み。 この日も暑くなりました。 この時期のイギリスは至る所で、トチの花が満開でした。 これは地中海エリアの様子。 黄色い花は、今にしてみればアカシアのフロリバンダですね。 こんな樹や、