さて、国際バラとガーデニングショウも今日で2日目。 昨日の初日もそうでしたが、朝の6時前には家を出て、朝のメンテナンスから昼までを会場で過ごしています。 晴れてくれたのは良いけれど、西武ドームは冷たい風が吹き込んでとても寒い! テーマガーデンの集まる内野側と、それからレフト側はそれほどでもないのに、われわれが展示しているライト側は時々、木々が大きく揺れるほどの風が吹き付けます。 これから来られる方はぜひ、上着の用意をお忘れ無く! さて、昨日今日の様子を紹介させていただきます。 朝は8時からメンテを開始。 花殻摘みとほどほどの切り戻し、掃除、そして水はじょうろでピンポイントにあげて、あとは霧吹きで葉水やりと簡単な洗浄です。 基本的には日光が当たらないので急激な乾燥はありませんが、風が強いとやはり心配です。 6メートル×4メートルのわずかなガーデンでも、これらの作業に2人でたっぷり1時間は掛かります。 で、開場時間の9時半までの残った30分はカメラ片手にじっくりと見学… これは出展者の役得ですね。 なぜなら… こういう事になるからです。 そして、これは初日開場時の、最初の入場者の皆さん。 かなり早い時間から長蛇の列が出来ていたようです。 そして瞬く間に、 こうなりますので、これから来られる方はぜひ、上着をご用意の上、朝は早めにお越し下さい! われわれのガーデンの最初のお客さま。 そして、 みなさん、ありがたいことにたくさん写真を撮っていってくださいます。 「まあ、すてき!」という感嘆の声に、早くもうるうるとなってしまいます。 ただ、この会場では展示物に触れたり、立ち入ったりすることは原則禁止されているのですが、レンガ敷きの気易さでしょうか、中に入って植物の接写をされる方や記念撮影をされる方が続出… こんな感じですね。 基礎を締め固めてあるわけでは無いので、あまりこれが続くと足元のレンガはすぐに緩んできます。目地砂も抜けてしまいます。 でも、このことに対するわたしと高橋さんの見解は、何の問題もなく一致しました。 思わず一歩も二歩も立ち入ってみたいと感じるのは魅力有るガーデンの証拠。 だったら入って貰ってもいいでしょう。 少々緩んだレンガはなんとか朝夕のメンテで直して、会期中保てば良しとしましょう。 初日の昨日、先にあがったわたしに夕方高橋さんから電話がありました。ひとしきりの打合せの後、 「ガーデンに入ったお客さんの数で競うなら、うちのガーデンがダントツのグランプリですよ」 高橋さんの弾んだ声でした。 …とは言うものの、一番奥のサークル内の舗装は本来樹脂で固めるところ、光線の照り返しがいやなので砂利を敷いただけにしてあります。(つまらない産廃も出したくないし…) ここだけは踏み荒らされると大変なので、2日めからはこんな標示をさせてもらいました。 その2日目の今日。 昼で交替したわたしが打合せに向かう途中に、高橋さんから電話が入りました。 「やりましたよ!」 ん? さては仕事を受注したかな…と愚かな私はあさはかな想像をしてしまいましたが、 「実は車椅子のお客さんが居て…」 車椅子でそのままガーデンに入って頂いたのだそうです。 そうしたら、そのお客さんがとても喜んでくださり… 「とても嬉しかったです」という高橋さんの電話でした。 「すぐに伝えたくて…」という声はすでに感極まってとぎれがちで… わたしは、この人と一緒に頑張ってガーデンを作って、ほんとうに良かったと心からそう思いました。 ホームページもよろしければご覧下さい。 http://www.yui-garden.com/