夢日記♪
冬挿しバラ挿木〜素人の挑戦です。
ニックネーム: 夢♪
投稿日時: 2013/03/29 10:41

昨年末に初めて行ったバラの挿木で、成功事例が出ました。
ガーデニングは素人(今年7月で4年目)ですが、我流の実験が大好きです。

皆様にお披露目と言うより、自分自身のおさらい記録です。

  準備したもの(撮影用も含みます)
   ルージュピエール ドゥ ロンサール 剪定穂木(冬挿し25cm葉っぱナシ)
   地植え(またはバラ用ポット)
   使用土 地植え真砂土7 園芸用土3 (または挿木土100%)
   鉢底石(加熱処理済)
   誘引テープ
   ラップ
   輪ゴム
   発根促進剤 ルートン15g
   園芸用スポンジ
   カッターナイフ
   割り箸
   バケツ(散水ホース)

@剪定後の元気の良い枝を選抜して斜めカット。

[画像]
(重要)替え刃式のカッターナイフは、サビ防止の目的で、刃全体に
     油が塗布されているので、刃面の油を洗剤で洗浄してから使用します。

     ・断面積を増やしたいのですが、鋭角カットは先の肉薄部分が
      乾燥したり腐食の原因になるので45度で刃を入れ、その分
      緩やかな山切りで断面積を増やします。繊維質の保護にもなります。
      失敗してもスパ切りならそのままOKで気にしません。
     ・トゲも必要ないので削ぎ落とします。

Aこの状態でひと肌程のぬるま湯(冬なので)を張ったバケツで水揚げします。
     ・水揚げ時間は2時間程です。

      この待ち時間を利用して、次の準備を行います。

B乾燥防止を行います(バケツで水揚げしながら)。
     ・園芸用の誘引テープを穂木の先端側に巻き、ラップを被せ
      輪ゴムで軽く留めます。芽が出始めたら外してしまいます。
      上部は水平カットですが、山切りはしません。
[画像]
      (私は屋外で育てる為、先端部分からの乾燥防止の為です。)
[画像]
      ・ラップ内の緑がテープで、電工用語でハーフラップの折返し巻きです。

[画像]HCで2巻 300円程。

C園芸用スポンジを適当な大きさ(高3cm×幅2cm)に切ります。
     ・100円ショップで購入できます。
[画像]
     ・割り箸で、スポンジ中央まで穂木より小さめの穴をグリグリ。
[画像]
     ・穴は貫通させません。
[画像]

D水揚げが終わった穂木をスポンジへ仮にゆっくり挿します。
[画像]
     ・スポンジに挿したら、もうひと押しして穴底に穂木のカット跡を付けます。
      これは本挿しした時に、穂木のカット面とスポンジをフィットさせる為です。

E発根促進剤ルートンを塗布します。
     ・その前に、もう一度流水で断面を優しく洗い流します。
     ・水を飛ばしてルートンを塗布します。
[画像]
     ・塗布量はテンコ盛りにならない程度にまんべんなくです。 
[画像]  
     ・薬剤ですので取り扱った後は充分に手を洗います。

F鉢底に鉢底石を入れます(鹿沼土のような水はけの良い場合は不要かな)。
[画像]

[画像]

【豆知識】鉢底石は加熱処理を行ったものを使います(滅菌されていますので)が、
      軽石なので、ガーデンハサミの刃を応急的に研ぐ事や汚れ落としが可能です。
      研磨面が粗いので、高級なハサミにはしないで下さい。
[画像]

G挿木用土を半分だけ入れます(水はけの良い鹿沼土か挿木専用土です)。
[画像]100円ショップでも購入可。
     ・私は屋外で放置なので土を使います。土は根っこ部ではなく
      表面付近を固める事が可能です。計時変化で穂木がグラグラ
      と動かない様にする為です(注:画像は撮影用に使用した園芸土です)。
[画像]
     ・土から出る穂木の高さ調整は土量で行います。

H残りの土を被せます。
     ・スポンジ周りはやや軟らかめに入れますが、
      その上は水はけする程度に固くします。
[画像]

Iさらに水を与えます。
[画像]
     ・穂木周りに比べ鉢上付近の土を固めているので、灌水しながら水はけを見ます。
      固すぎて水はけが悪いようでしたら、割りばしで周囲に穴を開けます。
[画像]
     ・これを繰り返して程良い固さで固めます。
     ・シャワーヘッドは「キリ」にセットします。
      「キリ」を使えば細かい気泡を土中に送り込む事が出来ます。
      ビオラなどの草花系は全てキリで水遣りしています。

私のように横着な人間は、日々の管理がヘタなので最初だけキッチリ行います。
また、数日もすれば発根サインが見られます。
【重要】撮影用に掘り起こししたものですですから、絶対してはいけません!
[画像]
画像の断面の周囲がプクプクと湧きあがっています。これが俗に言う発根サイン。
私には入歯に見えます(笑)。

途中で確認の為、引っこ抜いてはダメの理由がココにあります。
抜き差しで発根サインを痛めるのと、良く観ると赤ちゃんの髪の毛程の根っこがあります。
この根っこを切ってしまうからです=屋外管理で土が緩み、風に吹かれてグラグラすると
サインも毛細根も痛めて失敗してしまいます。それを防止する為(横着管理)に
スポンジ固定で給水を極力減らせばグラグラと…土の緩み防止にもなります。
給水を減らす為に、先端部分で乾燥防止もしていると思って下さい。

でも、誘引テープとラップは不必要かも知れません。結果の切り口は綺麗でした。
[画像]

インターネットで挿し木の方法をたくさん勉強しました。
自分に合った&横着で管理がヘタな者向き、我流挿木です。
結局、7本を挿木して、6本から新芽が出ています。
これからの暖かくなる時期の、管理の方が難しそうです。
今回はガーデニングを始めて4年目(7月で)になるので、自分の記録を付けました。

これも日頃からご指導くださる皆様のお陰です。

もっと・・・こうしたら良いよ!って事があればお教え下さい!

こんな感じに芽が出ました(成功かどうかは解りません)。
[画像]

こんな感じで、根がボウボウと生えました。
[画像]



もうひとつ接木の実験君準備もしています。
先日、掘り返したノイバラです。
[画像]
掘り返し時は土中に深く伸びる直根までたどり着かず
上部だけを切ったので、只今・・・養生中です。
新しい根っこがずいぶん伸びました。

不要枝をカットすると要らない芽が伸びてきそうなのでそのままです。
台木として接木を行う直前に調整を考えていますが、ノイバラの開花も見たいです!
[画像]

以上で〜す!お粗末様でした。






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