bigtreeの作業日誌
ちょうの里
ニックネーム: bigtree
投稿日時: 2015/01/09 16:35

昨日は「ちょうの里」の整備をしました。

この一角には、蝶の幼虫の食草や、成虫が好んで蜜を吸う花を、集中して植えています。ミカン、カラタチ、サンショウ、エノキ、コクサキ、アベリア、ブッドレア、ウマノスズクサ、アシタバ、ミツバ… そして、ヤブガラシの花も蝶は大好きだということで、ここではヤブガラシも除去しません。

この一角は、春から秋にかけては剪定や除草をほとんどしません。ボーボーのまま放置します。園路からの入り口に「ちょうの里」という看板があって、草ボーボーのあたりに「ここはエコパッチで、あえて除草をしていません」という説明板が立てられています。それで来園者にはご理解いただけているようで、汚ないという苦情などは一切ありません。

しかし、そうは云っても、やはり園路沿いの植え込みがボーボーなのはあまりにも見苦しく、風景としても唐突でミスマッチな感じがありました。それで夏過ぎごろに一度だけ、園路沿いの植え込みのツルものを取り除く作業をしました。そして今回は、中の方、奥の方の植え込みや中低木から枯れたツルの残骸を取り除いたのですが、ツルの下から現れたサツキの元気のないこと。もともと陽当たりがそれほど良くないのに、さらにヤブガラシの台座のような役目を負わされて、ホントに可哀そうな感じでした。ここまでヤブガラシのし放題にさせていいのかな。もしサツキが枯れても、それが自然の成り行きならしょうがないの? いや、そうかなぁ、それはないでしょ。何しろ相手は図々しいヤブガラシだし。ついでにヘクソカズラも激繁茂して周りの木を締め上げまくっている。う〜ん。

それからボーボーのまま立ち枯れしている草を地上部だけサッと刈り込み、異常繁殖して我が世の春を謳歌しているヘビイチゴを抜き、とにかくあたり一面を一回スッキリさせました。年に一度の大掃除です。でも、降り積もった枯れ葉の裏側などで蝶の卵とか幼虫とかが越冬しているというので、とにかく地中も地上も荒らさないよう、結構気を遣いました。何しろここは蝶の里ですからね。蝶にとっての侵略者、破壊者にはなりたくありません。

あとはカラタチとミカンを軽剪定して、園路沿いのサルスベリを剪定すれば、「ちょうの里」の手入れは終わりです。その後はもう手を付けず、また来年の冬までじっと我慢の放置です。一時スッキリした「ちょうの里」を眺めて、満足と致しましょう。


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