光学機器メーカーの大手 オリンパスの粉飾決算が 問題になり 株価が ストップ安になった。 僕は オリンパスのカメラなどはもっていないが この問題で この日本が世界に誇るメーカーの元気がなくならないようにしてもらいたい。 昨日のニュースで もうひとつ気になったのは 生活保護受給が 過去最高になったという話題だ。 「健康で文化的な最低限度の生活」を保障するための制度だが 遠く イタリア ギリシアの話だけでなく 日本にも 暗い影が 落ちている現れである。 一方 帝国データバンクによると 先月の倒産件数は 下げ止まったらしい。震災で 打撃をうけた会社の倒産が 一息ついたとも見られるが この年末にかけ まだまだ 不安が残る。商売をしていると どこで どう その影響がわが身にふりかかってくるか わからないからだ。「ストップ 不安」と叫びたいものだ。 最近 お客さんから見せられた他業者さんの見積もりは 衝撃的だった。 これで 本当に 車をつかって 人をつかって まともな工事が できるのかなという見積もりだった。 わが社では とうてい対抗できない価格だったので 相見積もりするまでもなく お断りをした。 この価格で 適切な工事をしたならば かつ 追加金額が 発生しなければ 確実 この業者さんは 長く持たないであろう。そんな心配までしてしまうほどの価格だったのだ。 ところで 工事の支払いの仕方として 「人工払い」というものがある。「人工」は「にんく」と読む。職人が一日働いた分の手間賃のことだ。様々の仕事内容があって m単価とか 一個いくらという計算がしにくい場合など 工事業界では ポピュラーな支払いかたである。 しかし なかなか 矛盾もある。 つまり 有能な職人は 3日かかる仕事を 1日で完成させても 人工払いだと 1日分 無能な職人が 3日かかる仕事を 5日かけると 5日分の手間賃が もらえる場合がある。 もう 誰でも この矛盾 わかりますよね。 全てを 事細かに計算は できません。もし しなければならないとすると 多分 その方が 手間がかかる分 支払う額が 増えるかもしれません。 超優秀な人と 超下手な人は とりあえず置いといて やはり 「さすが 職人さん」と呼ばれるくらいの働きは してほしいし してあげたいと思っています。 職人ひとりひとりの個性も大事です。お茶の時間にするお客さんとの無駄話の中に この工事をより良くするヒントを探っている場合もあります。 本日11月10日は 技能の日 より高い次元の技能を目指し ぼくら頑張っています。日本の景気を上昇させるため 胸を張って 「工事単価のストップ!安」を 叫んでいきたいと思います。