表題に寸法と書きましたが、何で建築屋さんって寸法って言うのでしょうかねぇ? その寸法何ぼ? (そのながさはどれぐらい?) どんつきいくつ? (そこの壁の当たったところからの長さはどれぐらい?) かねが悪くない? (直角が悪いんじゃない?) なんて、他の人が聞くと、どこかの方言のような言葉っていっぱいあります。 さて、現場でよく使う長尺テープ。 おおよそで測るときはいいのですが、きちんと測らなければならないとき。 建物が傾いたりしてしまいますので、こだわって使うようにしています。 ナイロン製の物もありますが、あまりあてにならないので、スチール製を使用しています。 多少引っ張らないときちんとした数字が出てこないものです。 うちの会社では、スチールテープを使うときにばね秤を使用しています。 そう、石焼き芋屋さんが重さを測るときに使うあれです。 長尺テープに書いてある50Nって50ニュートンの力で引っ張ったときに正確な数値を得られる。というものです。 50Nって・・・およそ4.95kgです。 いざその力で引っ張ると・・・結構力が要ります!。 測りたい数字(今回は20m)まで引っ張り、 ハイッ って言った瞬間にしるし。。固定して持っていられるものではないので慣れないとすぐに動いちゃうんですよね。 ちなみに、引っ張らないで置いただけの場合15mm短かく、約半分の2.5kgで引っ張ると、2ミリ短く、倍の10kで引っ張ると2ミリ長くなりました。 でもおかげでぴったりとした寸法の建物(長さだった^^;)が完成します。 これは鉄骨工事のテープ合わせによるものです。 現場でもそういうようにしないと鉄骨の柱が斜めに立ってしまいます。 流石に外構のブロックの長さを測るときには使用しませんが・・・・。 トランシットで直線を確認し、長い距離での中間点を出すということは良くやっております。 基準になるところにはとことんこだわる。それが山創のポリシーです。