樹のある暮らし
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もう一つ、お客様のお庭のお手入れの際に、やらせていただくこと。「枯れの判断をする」ことも、その一つです。 1本の木の中で、1枝だけ葉をつけなくなる場合があります。これは、枯れ枝。心配される方もいらっしゃいますが、枯れ枝が出ることは、特に問題ではなく、どんな木でも枯れ枝はつきます。それは、木自身が、どの枝が必要で、どの枝が不要か、ちゃんと毎日考えているということ。自分でシェイプアップして、光合成をする葉をひとつもつけなくなる枝を作り、身を守っていきます。 ただ、稀ですが、中に、本当に木そのものが、全体に枯れてしまうことがあります。 植えたばかりのころに、水をあげ忘れるというのは致命的ですが、そうではなく、他は枯れていないのに、1本だけ枯れてしまう木。原因は、様々ですが、根っこを食い尽くしてしまう「テッポウムシ」(ネキリムシの幼虫)にやられてしまうとか、、、。特に、ヒメシャラ、シラカバ、エゴなんかが、やられやすいです。2-30本あれば、1本くらいなんらかそういうこともあるでしょうか。 今回も残念ですが、1年半前に植えた「ヒメシャラ」が、虫にやられてしまったようで「枯れ」と判断しました。撤去した際の根っこは、もう全く張っていない状態でした。 [画像] 自然には、色々なことがありますが、木も虫も人間もみんな生き物。色々なことを受け入れながら、自然と向き合っていきたいですね。
P.S.ヤマモミジは、ヤマドリが多く、ある時とない時がありますので、通常、商品在庫として、ネットショップへの掲載がありません。興味のある方は、その都度、お問い合わせくださいませ。 |