今夏の猛暑の影響が全くなかったようなお庭の手入れに入りました。
今日、明日の二日間できれいになる予定です。
ここのお宅は、玄関アプローチをはさんで東西に庭が展開します。
西側には、三メートルほどの高さのカシに囲まれた、和風の庭。縁側からつくばいまでを飛び石で結んでいるのですが、地面をびっしりと山盛り状態のスギゴケが覆っています。
東側は高さ2.5メートルくらいの赤のハナミズキをメインにハッサクやグミ、カキ、モクレン、ウメなど、果樹を多めに配した庭園になっています。
水やりを欠かさずしてくれること以外にも、この庭の木々が元気な理由があります。
一、やはり日当たり、風当たりなど、庭そのものの立地条件です。西側のカシが強い陽射しをやわらげてくれます。
二、暑さ、乾燥に耐える、大きな柑橘類が日陰を作って、自然と地面の乾燥を防いでいます。
三、地面を覆うスギゴケの保水力、保温力が強い。
この庭では以前ウグイスが巣をつくり、子育てしていたこともあるのです。
自然に近い雰囲気の庭には、鳥たちも集まってくるようです。