午前の部、午後の部、二か所の現場を回りました。
カイヅカイブキの段づくりとコノテヒバの生け垣の手入れ、がそれぞれの作業内容となります。
ここで、使う道具の選択となります。
せっかちMAXの親方は、迷わずトリマー(いわゆるバリカンとも言います)を持ち出しましたが、
わしは、木に登って剪定するときはハサミを好んで使っています。
というのも、カイヅカイブキの段づくりで一つずつの玉のシャープな輪郭を際立たせるのは、
ハサミの方がうまくいくように感じるからです(バリカンの腕が足りない言い訳かも)。
ただ、ハサミの切れ味がバリバリに良いことが前提ですが。
そのためにわしは、カイヅカイブキ専用のハサミを用意しています(ステンレス刃です)。
そのかわり、バリカン並のスピードでハサミを動かさないと、作業時間がかかって、親方から「はよせーよ」の声がかかるので、この涼しい気候でも、汗だくです。
午後のコノテヒバは、バリカンでいくつもりだったのですが、40センチ(お客さんの要望です)ほど高さを下げることになり、ハサミとノコギリ使用でした(ちょっと手間を食います)。
結局「おーい、だんだん上がっていきよるど」、「まっすぐせえよー」と親方からやーやー言われつつ、どうにかこうにか、無事完了しました。
手間をかければ、間違いなくきれいになるはずですが、時間をかけると親方ににらまれることになるし・・・。
究極のジレンマです。