わしゃあ、植木屋じゃけぇ。〜広島己斐の庭師のブログ〜
トリマーかハサミか。カイヅカイブキの場合。
ニックネーム: 己斐の猿飛えっちゃん
投稿日時: 2010/10/21 20:44

午前の部、午後の部、二か所の現場を回りました。

カイヅカイブキの段づくりとコノテヒバの生け垣の手入れ、がそれぞれの作業内容となります。

ここで、使う道具の選択となります。

せっかちMAXの親方は、迷わずトリマー(いわゆるバリカンとも言います)を持ち出しましたが、

わしは、木に登って剪定するときはハサミを好んで使っています。

というのも、カイヅカイブキの段づくりで一つずつの玉のシャープな輪郭を際立たせるのは、

ハサミの方がうまくいくように感じるからです(バリカンの腕が足りない言い訳かも)。

ただ、ハサミの切れ味がバリバリに良いことが前提ですが。

そのためにわしは、カイヅカイブキ専用のハサミを用意しています(ステンレス刃です)。

そのかわり、バリカン並のスピードでハサミを動かさないと、作業時間がかかって、親方から「はよせーよ」の声がかかるので、この涼しい気候でも、汗だくです。

午後のコノテヒバは、バリカンでいくつもりだったのですが、40センチ(お客さんの要望です)ほど高さを下げることになり、ハサミとノコギリ使用でした(ちょっと手間を食います)。

結局「おーい、だんだん上がっていきよるど」、「まっすぐせえよー」と親方からやーやー言われつつ、どうにかこうにか、無事完了しました。

手間をかければ、間違いなくきれいになるはずですが、時間をかけると親方ににらまれることになるし・・・。

究極のジレンマです。




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