わしゃあ、植木屋じゃけぇ。〜広島己斐の庭師のブログ〜
天然の良さと耐久性をとり入れて
ニックネーム: 己斐の猿飛えっちゃん
投稿日時: 2011/01/25 22:02

腰掛待合(待屋)が完成しました。

ようやく、です・・・。

「なるべく修理しなくてすむように・・・」というお客さんの要望を取り入れて、

屋根は焦げ茶色の鋼板、

内壁は、厚さの関係 ( 施工の都合でといいますか・・・ ) で、ジョリパット仕上げです。

内露地からの待屋
待屋完成,横から

心配だった内壁も

チリも確保待屋

骨材として、寒水石をジョリパットに混ぜてもよかったなぁ、
というくらいゆとりのある厚みでおさまりました。

樋もついて・・・、

待屋の樋

こうして見ると、

天然の味わいを保ちつつ、メンテナンスを最小限 ( どこまで ? ) にするというのは、
大変だなぁ・・・
と、つくづく思います。
江戸時代の風情を出すか、大正ロマネスクで行くか・・・。
( わしの個人的なイメージの例えですが・・・ ) 。

庭師・Aさんのブログ「修復〜」
のように屋根材も天然でいくことで、
待屋本来の良さが味わえるように思えるのですが、
理想と現実のギャップを埋めながら、妥協しながら ( 妥協とは言いたくないんですが・・・ ) 、
お客さんの使い勝手のいいように、お客さんの負担にならないように、仕事を成し遂げたい・・・。

そんないろんな気持ちが混ざり合った待屋の完成です。

明日がいよいよ茶庭ファイナルです ( もう一日あるんです ) 。

工事中、移植して預かっていた庭木を戻して、

最終完成写真、おさめ、となります・・・。









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