腰掛待合(待屋)が完成しました。 ようやく、です・・・。 「なるべく修理しなくてすむように・・・」というお客さんの要望を取り入れて、 屋根は焦げ茶色の鋼板、 内壁は、厚さの関係 ( 施工の都合でといいますか・・・ ) で、ジョリパット仕上げです。 心配だった内壁も 骨材として、寒水石をジョリパットに混ぜてもよかったなぁ、 というくらいゆとりのある厚みでおさまりました。 樋もついて・・・、 こうして見ると、 天然の味わいを保ちつつ、メンテナンスを最小限 ( どこまで ? ) にするというのは、 大変だなぁ・・・と、つくづく思います。 江戸時代の風情を出すか、大正ロマネスクで行くか・・・。 ( わしの個人的なイメージの例えですが・・・ ) 。 庭師・Aさんのブログ「修復〜」 のように屋根材も天然でいくことで、 待屋本来の良さが味わえるように思えるのですが、 理想と現実のギャップを埋めながら、妥協しながら ( 妥協とは言いたくないんですが・・・ ) 、 お客さんの使い勝手のいいように、お客さんの負担にならないように、仕事を成し遂げたい・・・。 そんないろんな気持ちが混ざり合った待屋の完成です。 明日がいよいよ茶庭ファイナルです ( もう一日あるんです ) 。 工事中、移植して預かっていた庭木を戻して、 最終完成写真、おさめ、となります・・・。