いきなり・・・、 不忍池の冬景色、になってしまいますが・・・。 東京に行く機会があれば ぜひ行ってみたいと思っていたのが、岩崎家ゆかりの庭です。 そのうちの二カ所、不忍池近くの「旧岩崎邸庭園」 ( 下の写真二枚 ) と 武蔵国分寺にある「殿ヶ谷戸庭園」( 下は芝庭の写真 ) に この週末、行ってきました。 本命は( バレンタインデーのことではありません ) 武蔵の方ではなく かといって厳流島つながり (2月7日ブログ「厳流島に咲くワビスケ」) でもなかったのですが、 庭に関して、 ときめきと感動をたくさんくれた「殿ヶ谷戸庭園」のご報告が本日のわしのブログの主題であります・・・。 なにに感嘆したかと言いますと、 「殿ヶ谷戸庭園」の「落差」なのです・・・。 庭園に足を踏み入れて、 木曽石の石畳に導かれながら芝庭を一周していくと 最終的に、 湧水の溜まる「次郎弁天池」・・・、 ポンプで湧水をくみ上げて流している滝・・・、 こんな景色に、出会えるのです。 滝のてっぺんに見えるあずまや「紅葉亭」は 芝庭とほぼおなじ高さに位置しています。 そこから眺めると、 「う〜ん、イロハモミジの紅葉シーズンは、絶品だろうなぁ」 と思わずにいられません・・・。 この高低差 ( 約13メートルだそうです ) がなぜ生まれるのかというと・・・、 武蔵野台地と野川の境にあたる、 「国分寺崖線」( 崖っぷち、ということですね ) に立地している、からなんだそうです。 フッキソウ、シュンラン、シャガ、クマザザ、エビネ、フクジュソウ、キチジョウソウ、カタクリ・・・、 山野草もそのまま、 縄文時代からの湧水もそのまま、 自然の姿を最大限に生かした「庭園」が 「殿ヶ谷戸庭園」なのです・・・。 京都の詩仙堂を思い起こさせてくれる、「ししおどし」に使われている石たちも、 個人的に、大好きです・・・。 散歩好きな東京の友人に、 「『殿ヶ谷戸庭園』って、そんなに見どころないと思うよ」 と聞いていただけに、 入園料150円、地元のボランティアガイドさんの解説付き ( 現在は日曜11時・14時、四月からは土日祝だそうです・・・ ) の庭園は、 いい意味で、 落差にびっくり、なのでした・・・。