さとちゃんの花だより 『花make-do』
クリスマスローズの・・・交配(^^)
ニックネーム: さとちゃん
投稿日時: 2010/02/21 10:51

『せんぱ〜い』^^
おはよう・・・『こうはいくぅ〜ん』^^)v
いえいえ・・・そのこうはいではありません^^

クリスマスローズの交配なんですが・・・『春はひかりから』太陽さんの陽の光が春らしくなってくる時期になると、そろそろ交配の時期なのかな〜って思います(ハイ)

昨日・・・さっそく『桜子』計画の為、桜ピンクssの花粉を庭植えの原種ニゲルにつけてみました。桜ピンクssの花粉が、思ったより少ない(花粉が出にくいタイプ)事に気づきました。2番花のときには、タイミングを考える必要あり・・・観察ですね^^

さて・・・交配ってどんなふうに?というお話ですが^^いたって簡単なことなんです。


この図は趣味の園芸 『クリスマスローズのすべて』より 監修は、横山園芸 横山様・日本ヘレボルス倶楽部 野々口様です。 クリスマスローズのバイブルとして良い本です。よかったら書店にてお買いもとめできます
上の図が、クリスマスローズの花の構造です。
雄しべの花粉を・・・雌しべにつけると言う事になります。そして、それには工夫やコツがあります。これからです^^

交配には・・・・
@一つの株で交配をして種取りをしたい・・・セルフ交配
A複数の株で交配をして種取りをしたい・・・クロス交配
の2種類の方法があります。

花粉の採取・・・・
セルフ・クロスどちらにも共通のお話ですが、花粉を採取します。
クリスマスローズが開花すると、雌性先熟といって・・・先に雌しべが発達します。その後、雄しべが展開し始めます。

開花直後です。(雄しべはまだ展開していません)

雄しべが展開し始めました。(この段階で雌しべは交配可能期です。雄しべと雌しべのタイミングがづれるので要注意^^)

雄しべ・・・大ブレイク中^^たくさんの花粉が出ています。

この花粉を採取するのですが、以前は綿棒に採って雌しべにつけてください・・・

と教えられましたが、どうも花や雌しべが傷んでしまう問題点がありました。そこで考えたのが・・・

ピンセットです。雄しべを1本づつ採り雌しべにつけていきます。花も傷めないで確実でした^^しかし・・・問題点^^
ポケットに入れておくと、チクチク痛いんです。そこで、探しに探したのが・・・

毛抜きです^^これは最高です。仕事は確実、痛くないところがいいですね〜^^
この毛抜きで1本づつ採って・・・こんな感じです。


それでは、クロス交配の一例です・・・・

父親『ピンクブロッチdd』です。


母親『ピンクブロッチss』です。


クリスマスローズの場合、花の固定が難しい花です。お気に入りの花でセルフを行うと・・・3年後、ビックリの結果になりやすいのです。自分も、さぞかし瓜二つのかわいい花を見せてくれるんだろ〜と思っていましたが、咲いた花は・・・ビックリの別人ばかり^^先祖返りでした。良い花はほんの1〜2パーセント・・・しかも、違う花(トホホでした)
傾向の似た花を量産するのは・・・生産者、しかも名人業だと思いました。

そこで・・・救世主はクロス交配です。
上の写真のように、別々のクリスマスローズで特徴の似た花同士を交配すると、自分の思いに近い花をつくる確率が上がります^^できれば・・・クロスおすすめです^^)v
この場合・・・ピンクブロッチのdd・sd・ssづくりが目的です。できれば、ブロッチ模様の濃い花が出てくれればいいな〜と思います^^

受粉成功・・・こんな感じですv(^^)k

よ〜く見ると、子房が赤く膨らんでいると思います。ここに種が宿ります。5月〜6月(信州の場合)には種取りができると思います。
これは・・・ニゲルのダブルです。子房が膨らんでいますね。


長〜くなりましたが、クリスマスローズの交配についてでした。大事な所なので、説明させていただきました。
これからは・・・クリスマスローズの花見と、交配で忙しくなりそうです^^V頑張りま〜す。

種取り出来ましたら・・・ご希望の方にお送りします。時期になりましたら・・・さとちゃんのブログでご案内いたしま〜す。お待ちくださいねv^^v












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