今日の夕方 双子友達『いんげんまめ』メンバーの T&Mちゃんと遊んだ帰り きじを目撃した。 私の家の周辺では珍しいことではないが 豆砂利はまだメスしか見た事がなかったので もう暗くてよく見えなかったが 初めて見るオスに興奮していた。 “「キジも鳴かずば射たれまい」 のことわざは「長柄の人柱」にある短歌 「ものいわじ 父は長柄の人柱 鳴かずば雉も 射たれざらまし」にちなむ” そうで、「ものいわじ 父」なので 無口なために人柱になった父を嘆いて詠んだ句らしく ‘人は、ものを言うべき時は言い 余分なことは言うべきではない’ というのが本来の意味らしいけれど 先日購入して読み始めた 『まんが日本昔ばなし』 その中の『きじも鳴かずば』では 余計な一言で災いを招く事を示す ことわざの意味を理解しやすくするためか このようなお話になっていた。 むか〜し、本当にあった話。 母親を亡くし、貧しい二人暮らしの父と子。 ある日娘の病を治すために ひとすくいの米とあずきの盗みをはたらいた父が 元気になった娘の“あずきまんま食べたでな・・・” のまりつきの歌が原因でばれてしまい 人柱にされてしまった。 娘のお千代は自分が手まり歌をうたったばかりに おとうが捕まったことで一言も口をきかなくなったが 鳴き声を聞きつけられたために撃たれたきじを抱いて 「きじよ、お前も鳴かずば射たれまいに・・・。」 と言ったという。 人柱ももちろん残酷なことだけれど 娘が原因になっている分 こちらの方が悲しいと思った。 お千代がどんなに自分を責めたかと思うと 読みながら涙がこぼれてしまった。 それにしても きじは国鳥だけれど 国鳥が狩猟対象となっているのは日本だけで 選ばれた理由の一つが ‘狩猟対象として最適であり、肉が美味’だそう。 今日はきじを見る目が変わった話。 【キジ】 地上性 雑食性がほとんど 地上生活が主のため外敵に狙われることも多く 子孫を残すため他の科の鳥類と比べて多卵の種が多い。 キジ目 キジ科