庭と私と豆砂利
とき。〔1〕
ニックネーム: ゆうこ
投稿日時: 2010/04/07 23:54

放鳥された佐渡のトキが産卵したようですね。
嬉しい限りです。これでふ化してくれれば
もっと嬉しいです。

10年近く前、まだ ‘キン’ が生きていた頃のことです。
日本で初めて人工繁殖でふ化したトキの ‘優優’ が生まれて
今後の個体数の増加が期待されていた頃、
先に人工繁殖に成功し、放鳥のための準備をしていた
コウノトリの郷公園のある兵庫県の豊岡市へひとりで行き
ビオトープの視察をしてきたことがあります。
当時の新穂村では、放鳥がこんなにすぐ実現できるとは
考えられなかったと思います。
皆さんのご苦労はたくさんあったと思いますが
本当に、ここまでこれて良かったですね。

最近、新潟県では頻繁にニュースにトキが出るので
絶滅動物に敏感なかいは、
なぜ絶滅したはずなのにテレビに出ているのか
納得いかないらしく、何度も何度も説明させられました。
それもそのはずで、
かいの愛読書『絶滅動物ミュージアム』に載っているから
です。

[画像]

私もこの本の宮川アジュさんと同じ考えで
トキは基本的に留鳥なので、かいには
日本国内のトキは絶滅したと教えていたのです。
‘キン’ への想いもあってのことでした。
かいがもう少し大きくなって、
新潟の空を見上げたら朱鷺色の羽が見れるようになったら
「絶滅」と「野生絶滅」の違いを説明し
奇跡の鳥だということを
教えたいと思います。

[画像]

【トキ】
 コウノトリ目 トキ科
 写真は最後の日本産のトキ ‘キン’ の剥製
 (2003年10月10日死亡)
 現在繁殖している中国産のトキも
 生物学的にはまったく同一種だそうです。
 日本の野生トキは1981年に絶滅。


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