ちょっと前の事ですが、食料の買い出しに寄ったスーパーで、 何とも不思議な形をしたものに出会いました。 それはビニールパックにお行儀よく並び、 異様な空気を醸し出しています。 気になって近くに行って見てみると、 これまた、何ともリズミカルなフレーズが書かれたラベルが・・・ 「おいしいU+203C ヘルシーU+203C ケルシーU+203C」・・・とな。 その名は『ケルシー』 気になった以上、やはりお試ししないとね・・・(ハイ、いつもの病気です) 買って帰り、ケルシーなるものを調べてみると、 WEBより とんがり頭のかわいい姿をした「ケルシー」は、 別名トリガスモモ、巴旦杏(はたんきょう)と呼ばれる珍しい品種のプラムです。 もともと、プラムは中国が原産。 巴旦杏という呼び名は、万葉時代に中国から伝来した時の古い呼び名です。 ケルシーは、その形を今に残している貴重品種で、 古来より品種改良されていないにもかかわらず、抜群の食味を誇るプラムなんです! 古くは中国から伝わり、山梨県で栽培されていました。 そのあまりの美味しさに驚いたアメリカ人のケルシー氏が、 祖国のアメリカに持ち帰ったのが明治時代。 そして大正時代、アメリカで英名を付けられた巴旦杏が 日本に「ケルシー」「ケルシージャパン」の名前で逆導入され、 今に至っています。・・・とな。 つまり、山梨生まれでアメリカ育ちの帰国子女って事かしらん?(笑) 常温で完熟させ「外皮が薄黄色・果肉に弾力」がでてきましたらお召し上がりください と 書かれていたので「数日の間追熟するか・・・」と台所の隅に置いていたのですが、 我が家では追熟する間もなく子供達の口に入ってしまいました〜(汗) 私も自分の分を確保し2日ほど置いて追熟させましたが、 なかなか皮が黄色くならないので、待ちきれず・・・・・(汗)・・・・・・・・・ 食べちゃうことにしました〜♪ 本当は皮ごと食べられるそうですが、 今回は果肉感が分かるように皮を剥いて見ましたよん。 果肉は緻密で、ぷよぷよの食感U+203C 酸味も少なく、甘味があってさらりとした味わい♪ 強い酸味が苦手な私には最高の食感とお味です。 皮ごと丸かじりすると、中にはこんな空洞があります。 WEBよりお借りしました 子供達も美味しかったらしく「又買ってきて〜U+203C」・・・とおねだりされましたが、 このケルシー、収穫の時期は僅か1か月ほどと短いうえに、 流通が少ないためか、そこそこ良いお値段・・・ 我が家では幻のフルーツとなること間違い無しです(笑) T