同じ京都に住んでる私の兄が、お盆に故郷長崎に帰省していたのですが、 母からのお土産を届けてくれました。 育ててる南瓜と、赤シソの色も鮮やかな梅干、干しわかめ、 そして、手作りの「かから団子」です。 小さなころから食べ親しんだ「かから団子」は、 米粉ともち米粉と塩少々を水で溶き混ぜ合わせた生地に餡を詰め、 かから(サルトリイバラ)の葉に包んで蒸したお団子で、 昔から我が家では何かある度に母が作ってくれたものでした。 食紅で染めたような鮮やかな梅干も母の手造りです。 自分の畑で育てた赤シソだけでこの色になるのですが、 私は未だこんなキレイな色の梅干は作れません。 どれもこれも、幾つになっても真似できない母の味と手仕事。 昨年、私が帰省した時、年老いた母が 「歳とって手足が動かんごとなってつまらん(ダメ)・・・」と 悲しそうに言っていたのですが、 動かない手足に鞭打って作ってくれたのでしょう・・・ 有難い事です。 「自分で作ったものを食べさせたい・・・」の親心なのでしょうね。 年老いた母、 いつまで元気でいられるか分からないけど、 少しでも長く元気でいてほしいものです。 「かから団子」を1つ・・・・・ 母の愛情が一杯詰った団子の味は懐かしく、優しく、 そして深い味わいで胸が熱くなりました。 ありがとう・・・ ありがとう♪ T