リセの天使が舞い降りる庭
正月のうどん
ニックネーム: Lisser
投稿日時: 2016/01/02 11:23

皆様、明けましておめでとうございます。

今年もどうぞ宜しくお願いします。

申年といえば家族では私の父。

そう、あの、軽井沢の結構な老舗ホテルのフランス料理のレストランでやらかした父。

え?知らない?

私の10年前くらいのブログネタにしたものですので知っている方もいるかな?

では知らない方の為に、

そう、あれは私が18歳の頃。

父が家族での旅行も最後になるかもわからないから行きたいところに連れていってやると言いました。

当時夢見る夢子の私はnonnoやananを見てはここに行ってみたいなと憧れたのが軽井沢。

まず東京での母も嫌だったけど。

どうしてって?

「まりちゃんまりちゃん、はよ、こっちにこにゃ〜〜、こっちがあいとるがね〜〜。(新居浜弁)」

と混んだ地下鉄の中で手をこまねきながら大声で言ったのです。

少し離れたところにいた私たち姉妹は知らないふり。しかし皆にじろじろ見られ、

もう勘弁して欲しいと思った瞬間でした。

軽井沢でのことはあ〜〜、今思い出しても身震いがします。

それは大きく高い観音開きのドアの天井の高い広い広いレストランでした。

メニューは確かフランス語?

私たち5人を挟む形で向こうとこちらに4人ずつくらいボーイとウエイトレスがいます。

メニューを見て父は渋い顔。

母に「これどうするんや。」ともめています。

母は小さい声で「もう何でもえーから注文して。」と言っています。

父はボーイを呼びメニューを指しながら言ったのです。

「うどんはないんかね。」

私の頭の中はもう真っ白。

う、うどんはないんかね〜〜〜?

なんじゃと〜〜〜?

気の小さいすぐ下の妹は恥ずかしさで下を向き泣いています。

父はそれを見て気に入らなかったのか母に、

「おい、これなんで泣っきょんや?」

もう今思い返しても何を食べたのか覚えてもいません。

何度も何度も二度と父と旅行しないと心に誓いました。

それから私は数年して結婚し里帰りの度に父が近くのレストランに連れて行くと、

小学生になった私の娘はこの思い出話を知っていたので、

父がメニューを見ているとすかさず、

「おじいちゃん、ここにうどんはないよ。」と言いました。

それを言われてびっくりし思い出した父は、

「お〜〜!知っとったんや?」と目を細めました。

観音寺生まれ観音寺育ちの父は美味しい伊吹のいりこ(煮干)から取っただしの手打ちうどんがこよなく好きでした。

お盆でも年末でもお正月でもどんなご馳走が並んでも最後に出てくるうどんを心待ちにしていました。

父は生きています。安心してください、死んでませんよ。

 話は変わって、

年末はこのスイートスプリング苗を買いました。

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この味ご存知ですか?

おいしいですよね? 

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みかんのように甘く八朔のような食感があって。

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スイートスプリングも植え終わり、実も採った後庭仕事も終わり、主人が

「このヘンリーヅタ捨てるにはもったいない?

籠でも編める?」

と聞かれ、「編める。」と言いつつ編んでいると、

自分にも編めると思ったのかすぐ選手交代。

主人が編みました。

自然の色合いですね。

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主人は父と正反対ですが二人合わせて2で割るといいかも。

 

安心してください、主人はうどんは無いんかねとは言いませんよ。

 

こんなブログネタのスタートですがこれからも気長くお付き合いくださいね。

 


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