リセの天使が舞い降りる庭
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昨日銀行へ行って、息子の給料の一部を出しておいてと頼まれました。 私の通帳の住所変更もしなくてはいけないし10時までには帰らなくてはならないしと焦っていたのです。 その足でもう一軒寄るところへ行っていた最中のこと。 「お母さん、銀行からATMで¥86,500取り忘れとるってかかってきたよ。」 ぎょえ〜〜〜? うそ〜〜。 私ってアルツ? 急いで銀行へ。 着くまでの間、 どうしたんだろう? 私は? そんな大金よくぞ次の人に取られなかったものだわ。 あ〜〜、私もぼけたもんだわ。 と、財布を赤信号の間のぞくと、ないようなあるような。 あ、でも¥86,000入ってくるんだ~~。 なんだか得した気分。 猛スピードで銀行に到着。 「あの~~、私さっき息子から電話があって¥86,500忘れたという母です。(はははと笑いたい気分)」 すると、銀行の人達が寄ってきて 「あ~~、硬貨の方をどうも忘れていたらしくて、後の人ができなくて困ったんです。」 え てことは ¥500円ぽっち? めちゃ損した気分。 という心の声は隠して 「すみませんでした。」 ま、アルツもそうは心配したことではなく、良かったような、損したような。 こうして、立派な本物のぼけ老人に成長していくんですよね、きっと。 その日の夕方、空しく写した近所の風景
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