こだわり派達がうみ出していく、これからの”庭”  〜奈良の地より〜
2月の散歩
ニックネーム: スキットマン
投稿日時: 2010/02/19 16:23

2月(冬枯れ)の甘樫丘の風景の1コマ。

[画像]

    クヌギ林の小道

[画像]

  落ち葉は、きれいに掃除され

[画像]

 少し高い所にある小鳥の住処となる、ウロ。

[画像]

 コナラの幹にも味がある

[画像]

 屋根に残った落ち葉にも、情緒を感じ

[画像]

展望台からは、正面に二上山。

右手には、大和三山の1つ畝傍山。

 

  冬枯れのこの時期

 

取り立てて見どころがあるわけではないが、

最近、この季節に甘樫丘をよく訪れるようになった。

 

一見、物悲しいイメージも受けるが、

2月には、案外穏やかの日和もあるし、

そんな日の午後に散歩していると、

 

落葉した木々の間に挿し込む陽ざしは

やわらかく、うつくしい。

 

  もうすぐ訪れる春に、思いが巡る・・・

 

 [画像]

定点観測的“My Garden” 甘樫丘では、

ここ数年、毎年この時期になると

大がかりな手入れが行われている

[画像]

登り坂の先を見上げれば、木立の間からは

空がきれいに透けて見える。

 

下草を刈り、結構思い切って間伐を行っていく。

[画像]

[画像]

  何年か前に伐採された切り株

大木が伐採された後、その周辺に苗木を植えていく。

そんなことが繰り返されていく

[画像]

 

以前、仕事でこれらの苗木を植えたことがある。

 

植木屋なら誰しも、大きな木を伐採することには

抵抗もあるし、

 

「なんでわざわざ伐採したところに、

  新たに同じような樹を植えていくのか・・・・」

 

と疑問に思ったこともあったが、

今ではその「趣旨」もわかる。

 

「森があれている」とか、

「森が失われていく」とか・・・

もう聞きなれたフレーズではあるが、

 

人の手が入らなくなった森では

 

自然な植生にだけ委ねておくと、

太陽の光を求めて熾烈な生存競争が繰り広げられ、

やがて

成長が早く、大きくなる樹種が勝利し、

光を奪われた成長の遅い樹種達は姿を消す。

そして

樹種の多様性が失われた森では、

昆虫たちも姿を消し、それを求めてやってくる

小鳥などの小動物達もいなくなる・・・・・

 

とまぁ。 

まだまだ、負のサイクルは続くが、

長くなるのでこの辺で・・・

 

 

そんな2月のMy Gardenでは、

もうすぐ訪れる春の気配も感じられる

 

最近いろんなところで見かけるようになった

 菜の花畑

[画像]

 

[画像]

 

[画像]

 

[画像]

 

 こんな2月の散歩でした

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


前ページへ | 次ページへ
コメント(1) | コメントを書く
足あと
このブログのトップへ