こんにちはシノベです。
今日は木の下の風景についてお話ししたいと思います。
現在修行中の私の主な仕事は、掃除です。
熊手を手に先輩の切った枝を集めパッカー車に積み込みます。
時に地面に這いつくばって除草したり、剪定された枝や落葉を掃除したりします。
掃除をしていて、木の下の風景がイメージしていたものと違うことに気が付きました。
私は、木の下はもっとずっと“おどろおどろしい”と思っていました。
ムカデやゲジゲジ、クモにトカゲにナメクジに、得体の知れない生物がうようよしているような・・・。
暗くて、ジメジメしていて、雑草や毒キノコが胞子を振りまいていて、嫌な匂いがして・・・。
なんとなく、そんな風に思っていました。
皆さんは木の下、ご存知ですか。
ご存知ない方は、どんな風になっていると思いますか。
実際のところ木の下は・・・
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案外明るくて、風も通るし、からっとしています。
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落葉が敷き詰められていて柔らかく、森の香りが清々しい。
ダンゴムシ、アリ、ミミズくらいはいますが、ムカデやゲジゲジなんてちっとも。
雑草もあまり生えていませんし、キノコなんて滅多にお目にかかれません。
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陽の光の入らない木の下はコケが生えていて瑞々しくてふかふかです。
風情があるというか、それだけで日本的だからでしょうか、私はコケの生えた木の下が大好きです。
その上に寝そべって一日中ごろごろしていたいくらい。
木の下の風景は、私が想像していたものよりもずっとドライで素敵な風景なのでした。
植木屋にしか見えない風景、これは私にとって仕事の醍醐味の一つになっています。
by シノベ