庭屋blog
|
先日ある方からメールを頂戴した。 内容は老人ホームスタッフへの講義依頼でした。題目「五感を感じられる庭の人に与える効果について…」。 様々な経験から自分なりに考え伝えられる事も無くはないが、今はまだ”現場本位”が信条の自分…今回は英国で経験を積んできた知人(彼は現在日本での講演活動が本業)を紹介させていただいた。 スライドを用いたりしてきっと素晴らしい講義になるものと思われます。
この事がきっかけで、今「シニアガーデン」について思いを巡らしています。 先日、車椅子に対応できる様改修させていただいた現場です↓ 近い将来、高齢化が加速度を上げて迫ってきます。 これからはバリアフリーやケア(介護)の部分に意識を集中するだけではなく、衰えがちな五感に刺激を与え生活を向上させるダイバージョナルなセラピーが求められて行くことになると考えます。 アメリカに在る素晴らしいTasha Tudor's Garden にはそのヒントが隠されていると思います。 しかし単にこれを模倣するという事ではなく、我々日本人の持つ深いアイデンティティに訴え掛ける”何か”を表現できれば…更に素晴らしいシニアガーデンとなるのでは…こんなことを考えています。 ![]() |