Ruiのガーデンライフ
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お盆は皆さんどのように過ごされたのでしょうか? 我が家のお盆は、お墓参りに行って夜は食べる!(笑) 今年もいつものようにRui子と二人でちょっと早めに帰省しました。 実家まで車で2時間半。実家に近くなってくると風車が見えます。
[画像] Rui子撮影 震災前はオブジェのような感覚で観ていましたが、エコエネルギーの風車は今とても暑い・・・じゃなくて熱いまなざしが向けられていますよね。 風力発電は風が吹かないと成り立たない自然任せのエネルギーではありますが、庄内平野の冬の風の強さは半端ではなく、夏も無風の日は少ないので、この地域にぴったりのエネルギー源です。 この風車を過ぎると それからは 遮る物が何もない庄内平野の広い空が広がっています。
[画像] 2010年撮影
仙台に来てから○○年。(笑) 仙台の暮らしが長くなり、仙台のことはちょっとわかるけれど 実家周辺のことは何も知らない・・という状態になりました。 実家に着くと、アブラゼミが賑やかに鳴いていて、Rui子はセミの抜け殻の収集に大忙しです。 毎年実を収穫したクリの木にも挨拶ね。 「帰って来たよ〜。風が強いのに頑張ってるね〜。」 「小さい頃は棒でバシバシ叩いて(栗を落とす為)ごめんねぇ〜。」
お盆になるとこんな物が準備されて ある物を作ります。
これはこの地域のお盆の供え物。ご先祖様はこれに乗って帰るんです。見たことはないんですけどね〜。 体はナスとキュウリ 。シッポの毛はトウモロコシ。耳は〜何の葉だったっけ・・。 立つようにバランスを取るのが結構難しいんですよぉ〜。
夜になるとカーテンが風で揺れ、木々の葉の触れ合う心地よい音がサラサラ〜ザワザワ〜と聞こえてきます。
夏は暑さをしのぐ優しい風が。でも冬は凍えるような冷たい風が吹きます。
小さい頃の夏の思い出もいろいろです。 自由研究が上手くいかなくて半ベソだったことや 皮膚が弱かったのでいつもどこか腫れていたこと。
また、景色や香りと共に思い出すのは、小さい頃 祖父母が自分に手をかけてくれた様々な出来事です。 庭の手入れや生け花をしていた祖父の姿。盆栽にやる朝夕の水やりの音。庭に広がる夏の夕焼け。 あの時あんなこと言ってたなぁ・・と、この年になってから共感することが多く、あの時「ありがとう」の一言を言えばよかった・・・と、ちょっと後悔していることもあります。
小さな声かけで心が安定して ホッとできて。愛情は目には見えないけれど 何かの形で心に残るし、人の「心を作る」ものなのかもしれません。 そうして育ててもらえたことに今更ながら感謝し、仏壇に手を合わせました。
愛情は見えないけれど・・・心の中の記憶はあやふやでも・・・・ 実はもらった愛情はあやふやなままではなく ちゃんと心に納まっている。 そんなことを思う お盆でした。
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