Ruiのガーデンライフ
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涼しい風がやってきて 秋の空になりました。
夏の庭仕事が終わってからは 葉を整理する程度のことしかしていませんでしたが、いよいよ秋の庭仕事のシーズンが始まりました。 庭仕事に本腰を入れたのは本当に久しぶり。重い腰をあげて作業を開始しましたよ〜。 去年の秋は一番先に株分け作業をしました。去年は梅雨明けせずに夏になり、植物の株の大きさのバランスがとても悪かったからです。 でも今年は・・・株分けはしなくても良さそうなんです。この夏の暑さは庭の薔薇や木、植物にとっては過酷でした。その為、株分けするほど成長しすぎて困っている物が少ないんです。 なので この秋は気になる場所の土の確認と、気になった植物等を少々移動する作業が中心です。 昨年も秋の庭仕事を書いています。 是非ご覧くださいね。
こんな感じにしたいな〜と、思って植えてみたのに 育ってみたら「な〜んか違うかも〜?」と思うことはしばしばありますよね。 まずは気になっていた紫式部。 「う〜んと日陰」に植えていたのでさすがに2年間花が咲かず。 このへんで何とか咲いてちょーだいね。お願い! そう言えば、斜め45度のクリステル・・・いえいえ、カリオプテリスも斜めにならない程度の日の当る場所に出してあげなければ。 でもね〜。その前にはクレマチスがあるし・・その前には・・・あぁ〜〜場所がな〜〜〜い 庭友からいただく予定のピンクのアジサイ・・・。アジサイはバラが終わった時期のお助け選手なので是非植えたいのですが、まとまったスペースはなかなか探せないのでした。(泣) 植える場所を探して あちらから眺めてはウロウロ こちらからウロウロ。毎年恒例です。
去年の秋に移動したパンパスグラス(小型種)は今年は穂が一本だけでした。さみし〜
パンバスグラスは移動すると数年はほとんど穂が出ません。わかっているのに何回移動する気なのか?見応えのある穂はいつやって来るのか〜 場所が決まらない植物はだいたい同じで、しっくりこなくて何回か移動してしまう事が多いです。そして最後には元の場所に戻ったりします。あれ?(苦笑)
今回移動したのはほとんどが秋に花や実の付く物でした。 春〜夏の庭は選択肢もたくさんあると思いますが、夏〜秋の流れは かなり難しいです。スペースも限られているので、どうしても春夏優先の植物構成になってしまうからです。 少しでも「その季節を感じられる庭」にできるといいんですけどね。
庭でウロウロするのは秋の季節行事なので置いておくとして(笑)、秋一番にチェックしたかったのは土の状態でした。あり得なく暑かった今年の夏。土は見た目はカンカンでした。 夏は土を掘ることはできないので、気になる部分はこの時期に掘り上げて 植物の株間を調節する作業をしながら 土を柔らかくしていきます。
キンモクセイが素敵な香りを届けてくれています。 良い香りが漂う頃に 土に油かすをうっすら入れる作業をしました。 油かすは少し匂うので玄関先でキンモクセイの香りが漂ううちに済ませてしまいたい作業なんです。 土を掘ってみると最近手をかけて作ったところとしばらく手を入れていない土の違いは一目瞭然です。スコップを入れた時の感触が全く違うのです。
しばらくぶりに掘った部分は、その年に「コレを使ったらどうかしら?」と思って使った物たちが出てきて、何だか自分の庭のタイムカプセルを自分で開封したような気持ちになります。 自分が庭で試してみたことだけでなく、その頃の出来事も一緒に思い出すのです。
「十和田砂は悪い素材ではなかったけれど、単品では良さが出なかったね。腐葉土や油かすも足してやればよかったかもしれないね?」と、以前の自分と会話しながら作業をしているような感じになります。
最初はおっくうだったはずなのに 汗をかきながら少しずつ土が軟らかくなっていく工程は何とも楽しく、作業が進むことで気持ちもスッキリするような(言葉で言うのが難しいのですが・・・)不思議な充実感があります。 そんな作業を続けていると・・・、植える為、咲かせる為に作っていたはずなのですが、何かを植えることや咲かせることは さほど問題ではなくて おまけのような気持ちになるというか・・・ 「土が作れればいい。」そんな気持ちになってきます。 庭仕事の合間に「ふぅ〜」と、ため息をついてベンチで休憩。いつの間にか かなりの時間が経っていることに驚きました。
ベンチの横に咲く秋バラを愛でて香りを楽しみます。 木の葉が少しずつ落ちてきて秋を実感しました。 鳥の声もどこからか・・・
秋の庭仕事は とても心なごむ時間でもあり、 秋の庭で過ごす時間はとてもゆったりとしています。
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