Ruiのガーデンライフ
備え
ニックネーム: Rui
投稿日時: 2012/03/02 09:19

 ほんの少し暖かいと思ったら今日はとても寒くて まだ春は先のようです。庭の雪はいつ頃消えてくれるかな。

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 もうすぐ3.11東日本大震災から一年が経ちます。

宮城沖地震は必ず来ると言われていて、宮城の人たちの地震への関心度は低くなかったと思います。しかし、誰も想定できない大きな地震と津波だっただけに・・・

改めて尊い命を亡くされた方々のご冥福を祈ると共に、今も大変な生活を送っている方々の状況が一日も早く良くなることを願って止みません。 

今まで通りの当たり前の日常がどんなに有難く大切なことか・・・当たり前のことが幸せなんだ・・・と感じた一年でもありました。

 元気に今まで通り暮らす。それが大事なんですね!

 

 

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 震災については、いろいろな話をお聞きするたびに心が痛く、良い方向に向く為のものでなければ安易に活字にできないという思いもあります。

なので・・・今日は私が感じた失敗も含めた等身大の主婦的小さな「備え」を思いつくまま書こうと思います。そして良かった事例なども教えて頂ければ嬉しいです。備えてもどうしようもないこともあります。でも備えないよりは無理のない範囲で備えた方がいい。

 

 地震では近所の新しい家は全く被害がなかったそうですが、我が家の古い家の場合、置き家具はさんざんでした。壁の角は至る所でヨレるし窓の四隅はひび割れ・・はぁ。

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ピアノも全体的に横に移動していました。どうやって移動したんでしょう。(汗)調律師さんのお話だと、今回はピアノが壁にぶつかって破損した事例がとても多かったそうです。

 

 奥様方、嫁入り道具のタンス・・・どうしてますか?阪神大震災を経験した友人に「タンスにはとにかく気をつけなさい!私は本当に危ない思いをしたよ。寝室には置かない方がいいよ!」と言われていました。でも捨てる訳にもいかないし・・・

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コレって効くのかしら〜?と思いつつカッコ悪いけどタンスに2個ずつ付けていた転倒防止の突っ張り棒ですが、こんな物でも確かに効果はありました。どれも一個飛んでも一個は残り、今回は踏ん張ってくれました。でもこれからは金具で固定した方がいいかも。

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寝室のテレビに付けた転倒防止の紐は「気休めだけど〜」と、ハウスメーカーのメンテナンスの方が付けてくれたのですが、梁のある部分に止めてくれたので効果絶大でした。

オーブンの下に敷いた滑り止めのスポンジも良い仕事をしてくれました。

 

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食器棚には転倒防止金具を付けていたのですが、見た目重視でまっすぐにチェーンを着けたので片側にしか梁が入っていませんでした。それで下のような状態になってしまいました。その後、斜めだけど付け直しました。この際見た目じゃないよね。

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私がもし機会があってこれから家を建てるとしたら(ないけど)置き家具は本当に小さな物だけにして収納は全部作り付けにします。最近は振動するとロックされる扉が多いのですね。現実的にはすぐに作り付けにはできないけど、高さのある置き家具はとにかく止める。かっこ悪くても 小さなことでも備えはしないよりした方が絶対いい!!のですね。

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 いつもは当たり前に使っているライフライン電気、ガス、水道 どれがなくてもとても不便なものです。それが一気に使えなくなった時は、どこからどうしたら?という状態でした。いつから使えるか全く分らないというのも不安なものですね。結果、一カ月以上も自宅のお風呂に入れなかった〜。夏だったら・・・どうなっちゃっただろう・・。

水って思っていた以上に暮らしの中で何気なく使っているものなんですね。当たり前のように使っていた水がこんなに大切なものだったとは・・と、気付かされました。揺れの後しばらくは水が出る場合もあります。大きな揺れの後はすぐにお風呂に水を貯める!これでかなり助かりました。

そんな水のない暮らしの中で思いがけず便利だったのがラップやホイルです。食事の時はお皿の上にラップを敷き、水をなるべく使わないようにしました。油物の調理後に使う水の量は思った以上だったのでフライパンの上にホイルを敷いて調理しました。

トイレで一回に使う水の量がどのくらいかも覚えました。ケチすると流れなくて結局水を損すことも。(汗)   

 

 地震の日は割れたガラスの処理をしている間に外はどんどん暗くなりました。ライトの電池が切れるのが怖かったので、ろうそくは何処〜?と、家中のろうそくをかき集め、無駄にアロマの香りのする玄関で寝ましたが、ライトと一緒にすぐに取り出せる場所に常備しておけば良かった!

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ろうそくはしばらく買うことができませんでしたが・・・どうして思い出さなかったんでしょう・・・・ 一度しか灯していない自分たちの結婚式のあのデカ〜イキャンドルを。(゜o゜)

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ソーラーライトはさほど明るくないのですが、真っ暗な中で足元を照らすには最適で、何より電池が要らない安心感があります!

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 震災後は小さくて明るい電池式ライトが人気ですね。これもかなり明るいです!ロウソクのように地震で転倒して火事になる心配がないので、電池さえあればこのような照明の方が安心ですね。

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震災後、しばらく経ってから充電式の電池を多めに買いました。もちろん電気が来なければ充電はできないのですが、震災後かなりの期間単3電池が手に入りませんでした。多めに用意しておけばしばらくは使えるし、運が良ければどこかで充電して買わずにまた使えるかなと。

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ラジオは必須。携帯電話の電池交換式充電器も持っていて助かりました。充電器は使い捨てではなく、電池の交換できるものを!

車のシガーソケットを使う携帯充電器にも助けられました。もちろんガソリンがあればこそですが・・。テレビが見れなくても、電話が通じなくても、ラジオ放送と携帯のIチャンネルのニュースやテロツプは活字で見ることができました。メールがすぐに届かないと思っても、とにかく送信して連絡しておくことも大事でした。

                         

寒い中、「昔のカセットコンロがあるかも!」と気付いた時は嬉しかった〜。暖かい食べ物って本当にありがたいですねぇ。カセットコンロ様様でした。

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震災の日は夕方から吹雪でした。いくら灯油があってもヒーター等は使えません。電気がないと。

ライフラインがなくてもストーブさえあればあんなに寒くなかったし、鍋で調理もできたのに・・・という訳で、もしもに備えてストーブを買いました。        

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それからガソリン。ずっと買えませんでしたね。あれ以来、車のガソリンのメーターが半分になったら給油するようになりました。友人たちも言っていますが、ガソリンが減るととっても不安になるんです。あの時一人で4時間立ってスタンドに並んだ時の寒さと心細さは一言では言えないです。

震災一週間後に北環状線を悠々と走っていたのは・・・軽自動車、それにプリウス、インサイト。あぁ〜 燃費って大事だなぁ〜〜〜〜

 

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 思いつくままに書いたのでまとまりのないものになってしまいましたが、主婦目線であの頃のことを思い出してみました。個人単位で工夫したり準備すると便利な物はきっといろいろあると思うので、いろいろ教えていただけると嬉しいです。(^−^)

 

人って喉元を過ぎると少しずつ忘れてしまうものです。

良い意味で忘れることで救われることもあります。

でも忘れてはいけないことがあるのですよね。 

あの時、心配してくださった皆さんのご厚意は忘れられませんし、お気持ちにとても励まされました。

 

被災地に向けては皆で細く長く心を向け続けることが私たちにできることなのでは・・と感じます。

    

   まだまだ寒いけれどもうすぐです。

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                      大崎市Kさん宅のカモミールとセリンセ

   昨年より良い春になることを願って・・・   

       今回もまた言いますね。

           

         春よ来〜い。

 

 

 

 

 


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